ハンバーグの冷凍での保存方法・日持ちは?タネは焼いてから?解凍の仕方も紹介!

ハンバーグの冷凍保存方法を知っていますか?焼いてから・タネのままはどちらが良いのでしょうか?今回は、作り置きの手作りハンバーグを冷凍保存する方法や、〈レンジ〉などでの解凍方法を紹介します。冷凍したハンバーグの日持ち・保存期間も紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. ハンバーグの冷凍での保存方法・日持ちは?焼いてから・焼く前のどっち?
  2. ハンバーグの保存方法・日持ちの一覧
  3. ハンバーグの冷凍は焼いてからがおすすめ
  4. 【焼いてから】ハンバーグの冷凍保存方法は?
  5. ハンバーグを焼いてから冷凍保存する方法
  6. ハンバーグを焼いてから冷凍保存する時の調理のコツ
  7. 【焼いてから】冷凍保存したハンバーグの解凍方法・温め方は?
  8. ①自然解凍してから焼く【おすすめ】
  9. ②電子レンジで解凍する【時短】
  10. 解凍したハンバーグは日持ちしないのでなるべく早く食べよう
  11. 【タネ】ハンバーグの冷凍保存方法・解凍方法は?
  12. ハンバーグをタネのまま冷凍保存する方法
  13. タネのまま冷凍保存したハンバーグの解凍方法
  14. 冷凍ハンバーグのおすすめレシピ3選!
  15. ①煮込みハンバーグ
  16. ②ボロネーゼパスタ
  17. ③ロールキャベツ風煮込みハンバーグ

ハンバーグの冷凍での保存方法・日持ちは?焼いてから・焼く前のどっち?

家庭の定番料理のハンバーグは意外と下拵え(したごしらえ)に手間と時間が掛かる料理ですが、冷凍しておくと忙しい日でもすぐに美味しいハンバーグを食べられます。しかし、冷凍保存するタイミングは焼く前と後のどちらが良いのか悩む人は少なくありません。そこで、ハンバーグを冷凍するベストなタイミングや日持ちについて紹介します。

ハンバーグの保存方法・日持ちの一覧

ハンバーグの状態 冷凍 冷蔵
焼いてから 約1ヶ月 3日
タネ 約2週間 1日

焼いたハンバーグは衛生面で安心感があり、保存期間は長めです。生の挽き肉には病原体が中心部まで付着していますが、75℃で1分間以上の加熱をすると死滅します。中心部まで十分に火を通せば、食中毒の心配がなくなります。

一方、タネのままラップに包んで冷凍する方法は調理後に冷ます必要がなく、手早く保存したい時やアレンジをしたい場合に便利です。タネのままなら、解凍後にロールキャベツや肉団子など他の料理へ転用ができます。ただし火を通していないので、賞味期限は焼いてから冷凍する場合の半分です。

また、冷蔵保存の場合は日持ちが大幅に短くなります。タネはその日の内に使い切るのが原則ですが、焼いたハンバーグも保存期間が短いので早めに食べ切りましょう。空気に触れると美味しさが損なわれるので、冷蔵保存でも必ずラップをしてください。

ハンバーグの冷凍は焼いてからがおすすめ

手作りのハンバーグを焼く前の生のままの状態で冷凍保存する方法もありますが、焼いてから冷凍した方が美味しさや扱いやすさの点で優れています。特に、作り置きとして食べる場合は焼いてから冷凍するのがベストです。焼いてからラップに包み冷凍した方が品質の劣化が少なく、電子レンジで温めるだけで手軽に食べられるのがメリットです。

生のまま冷凍した場合は解凍後に中心まで十分に火を通す必要があり、その過程で肉汁が流れ出て肉が硬くなります。冷凍保存前に焼き、冷ましてから保存するという手間はありますが、解凍後に美味しいハンバーグを食べるなら加熱調理してから冷凍しましょう。

また、ハンバーグは焼いた状態であれば冷蔵で3日程度日持ちしますので、短期間の保存にも適しています。その際にも必ずラップをして、空気に触れさせないようにしてください。

【焼いてから】ハンバーグの冷凍保存方法は?

ハンバーグを焼いてから冷凍保存する方法にはコツがあります。適切な手順を踏めばジューシーな食感や風味を保ちやすく、長期間の保存が可能です。ただし、冷凍の際のポイントを押さえないと品質が損なわれる可能性もあります。焼いてからハンバーグを冷凍保存する際の方法やコツを紹介します。

ハンバーグを焼いてから冷凍保存する方法

ハンバーグを数個ずつではなく1個ずつ小分けにして包むと空気に触れにくく、乾燥や酸化を防げます。解凍する時に1個ずつ取り出しやすく、タネがくっついて形を整え直す手間が省けるのも、小分けにするメリットです。また、熱伝導率の高い金属製のバットやトレーにのせて急速に冷やすと、品質の劣化を抑えられます。

【焼いたハンバーグを冷凍保存する方法】

1.焼いたハンバーグを1個ずつラップで包む

2.冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて閉じる

ハンバーグを焼いてから冷凍保存する時の調理のコツ

赤身が多い挽き肉は避けて、脂肪が適度に含まれている物を選ぶと、焼いた後に硬くなりにくく、柔らかい食感が保たれます。ハンバーグを成形する時は手に油を馴染ませると肉が手に付きにくくなり、表面が滑らかに整います。

表面を滑らかに整えると焼いている時にタネが割れるのを防ぎ、肉汁の流出を抑えることが可能です。ハンバーグを焼く時はなるべく動かさずに焼きましょう。動かし過ぎると肉汁が出てしまいます。蒸し焼きにした後は火を止めて5分程蒸らしてください。保存する時はソースごと冷凍すると、ハンバーグがコーティングされて乾燥しにくくなります。

【ハンバーグを焼いてから冷凍保存するコツ】
・脂肪分の多い挽き肉を使う
・焼いている時に割れない様に成型する
・両面を焼き固めてから蒸し焼きにする

【焼いてから】冷凍保存したハンバーグの解凍方法・温め方は?

焼いてから冷凍保存したハンバーグは、加熱するだけで手軽に食べられるので作り置きに便利な一品です。ただ、解凍方法や温め方を誤ると美味しさが半減します。そこで、冷凍保存したハンバーグをジューシーで美味しい状態に解凍する方法と温め方のコツを紹介します。

①自然解凍してから焼く【おすすめ】

冷凍庫から取り出したハンバーグは冷蔵庫で自然解凍します。空気に触れると品質の劣化を招くので、この時点ではまだラップを外さないようにしましょう。自然解凍は急激に温度を上げずに解凍でき、肉汁が流れ出にくく旨みを保ったままの解凍が可能です。食べる前日に冷蔵庫へ移しておけば、翌日には調理に適した状態になります。

自然解凍したハンバーグはそのまま食べられますが、フライパンで軽く焼くと香ばしく、外側が歯ごたえのある食感も楽しめます。温めの際はフライパンに少量の油をひき、フタをして弱火で蒸し焼きにしてください。片面を約2分加熱したら裏返し、再びフタをして更に2分加熱します。表面がきつね色に焼き上がれば完成です。

厚みのあるハンバーグは中まで温まっているか確認しましょう。中心に爪楊枝を刺して唇の下に当て、温かさを感じれば十分に温まっています。

②電子レンジで解凍する【時短】

ラップに包んだまま耐熱皿にのせ、600Wで約1分30秒加熱します。ハンバーグの厚みやサイズによって加熱時間の調整が必要です。まだ中心が冷たい場合はラップをかけ直して10秒ずつ追加で加熱し、様子を見ながら温めてください。加熱し過ぎると肉汁が失われます。

時間が無い時に冷凍庫から出してすぐに食べられる便利な方法ですが、味や食感を損なう可能性があるので加熱時間には十分に気を付けてください。

解凍したハンバーグは日持ちしないのでなるべく早く食べよう

焼いてから冷凍したハンバーグの場合、解凍後の保存期間は3日程度が目安です。すぐに食べない場合は、空気に触れて乾燥したり雑菌が繁殖したりするのを防ぐために、ラップをかけて冷蔵庫へ入れましょう。保存期間は、空気の触れ具合やタネの調理過程によって、前後する可能性があります。

解凍してから時間が経ったハンバーグを食べる際は、におい、色、表面の変化などを確認してください。

【タネ】ハンバーグの冷凍保存方法・解凍方法は?

ハンバーグは、タネのまま適切な方法で冷凍と解凍をすれば、肉汁が残り美味しく食べられます。解凍後に美味しく食べられる冷凍保存方法と解凍方法を紹介します。

ハンバーグをタネのまま冷凍保存する方法

ハンバーグをタネのまま冷凍しておくと、ピーマンの肉詰めやロールキャベツ、肉団子など、他の料理にアレンジできて便利です。1つずつ成形してラップで包んだタネは、冷凍用保存袋に重ねずに並べるのがポイントです。重ねずに並べると形が崩れません。

また、未成形のタネを保存する場合は空気が入らないように袋に平らに入れ、菜箸などで区切りを付けておくと必要な分だけ取り出しやすくなります。

【冷凍保存する方法】
1.ハンバーグのタネを1つずつ成形してラップで包む
2.冷凍用保存袋に入れて保存する

タネのまま冷凍保存したハンバーグの解凍方法

電子レンジで急速に解凍するとハンバーグのタネからドリップが出ます。ドリップにはタンパク質、旨味成分、水分が含まれ、流出するとパサついた食感になったり、味が損なわれたりします。基本的には自然解凍がベストな方法です。自然解凍の場合はドリップがほとんど出ず、旨味や肉汁が残り美味しく仕上がります。

【解凍方法】
1.冷蔵庫に移して自然解凍する
2.熱したフライパンで両面を焼き固める
3.中火で蒸し焼きにする

冷凍ハンバーグのおすすめレシピ3選!

冷凍ハンバーグは日々の食事作りに役立つだけでなく、さまざまなアレンジを楽しめる料理です。解凍して焼くだけで完成する手軽さは、忙しい人やお弁当作りに欠かせません。冷凍ハンバーグを活用したレシピを3つ紹介します。

①煮込みハンバーグ

【材料】
・冷凍ハンバーグ:1個
・玉ねぎ:50g
・しめじ:50g
・サラダ油:大さじ1/2
・粉チーズ:適量
・パセリ:適量
・カットトマト缶:100g
・水:75cc
・砂糖:小さじ1/3
・コショウ:少々
・ケチャップ:大さじ1
・ウスターソース:大さじ1


煮込みハンバーグの作り方を紹介します。

【作り方】
1.玉ねぎを縦に薄切りにし、しめじは根元を切り落として2~3本ずつにほぐす
2.フライパンにサラダ油をひき、中火で玉ねぎとしめじをしんなりするまで炒める
3.カットトマト缶と調味料、凍ったままのハンバーグを加え、フタをして弱火で7分煮る
4.ハンバーグを裏返して再度フタをし、弱火で5~7分煮る
5.フタを取り、ソースにとろみが付くまで中火で10分程煮詰める
6.器に盛り、パセリと粉チーズを散らす


冷凍ハンバーグを煮込みハンバーグにアレンジした一品で、満足できるおかずです。コクのある味わいで、白米とパンどちらにも合う美味しさです。

②ボロネーゼパスタ

【材料】
・冷凍ミニハンバーグ:3個
・スパゲッティ:80g
・粉チーズ:適量
・刻みパセリ:適量
・水:200cc
・ケチャップ:大さじ2
・オリーブオイル:大さじ1
・ウスターソース:大さじ1
・コンソメ:小さじ1/2
・砂糖:小さじ1


ボロネーゼパスタの作り方を紹介します。

【作り方】
1.耐熱容器に水と調味料を入れて混ぜる
2.スパゲッティを折り、調味料を混ぜた耐熱容器に入れる
3.凍ったままのハンバーグをスパゲッティの上にのせる
4.ラップをかけずに電子レンジに入れ、600Wでスパゲッティの茹で時間+3~4分加熱する
5.途中で一度取り出し、かき混ぜてスパゲッティ同士がくっつくのを防ぐ
6.スパゲッティが茹で上がったら、先に麺だけを皿に盛り付ける
7.ハンバーグをマッシャーやスプーンの背で潰し、ソースとよく絡める
8.スパゲッティに潰したハンバーグとソースをかける
9.パセリと粉チーズをふりかけて完成

ハンバーグはすでに下味が付いていて、みじん切りの玉ねぎも入っているので本格的なボロネーゼパスタが作れます。
肉汁も余さず使えて、旨味の濃い仕上がりです。

③ロールキャベツ風煮込みハンバーグ

【材料】
・冷凍ハンバーグ:2個(200g)
・キャベツ:1/4
・玉ねぎ:1/4
・ニンニク:1/2片
・カットトマト:1カップ
・塩:小さじ1/4
・顆粒コンソメ:小さじ1
・パセリ:適量


ロールキャベツ風煮込みハンバーグの作り方を紹介します。

【作り方】
1.ハンバーグを解凍し、4等分に切る
2.キャベツをざく切り、玉ねぎをみじん切り、ニンニクを薄切りにする
3.フライパンに玉ねぎを敷き、その上にキャベツ、ハンバーグ、ニンニクをのせる
4.カットトマトと調味料を混ぜ合わせ、具材を入れたフライパンに加える
5.フタをして8分ほど煮る
6.器に盛り付け、パセリを散らして完成

時間が無くても華やかで本格的な一品が作れます
。フライパン1つで作れるので洗い物が少なく済み、忙しい人にも嬉しいアレンジレシピです。

ハンバーグの冷凍保存方法や解凍方法を知ろう

ハンバーグは焼いた後でもタネのままでも冷凍できます。ハンバーグとして美味しく食べたいなら焼いてから冷凍し、さまざまなアレンジをしたい場合はタネのまま冷凍するのがベストです。ハンバーグの使い道に合わせて適した冷凍保存を取り入れ、食卓をより豊かにしましょう。

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