開けた後OK!スパークリングワインの保存方法は?開封後・前別に保管場所・期間も紹介!
スパークリングワインの保存方法を知っていますか?開けた後に正しく保管できていますか?今回は、スパークリングワインの保存方法・保管場所を〈開封前・開封後〉に分けて、賞味期限とともに紹介します。余ったスパークリングワインの活用レシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
- まずはスパークリングワインを保存する際のポイントを知ろう!
- ①適切な温度・湿度を保つ
- ②直射日光を避ける
- ③振動を避けて安定した場所に保管する
- ④コルク栓の場合は横に寝かせる
- ⑤保管中は香りの強い食品から離す
- 【未開封】スパークリングワインの保存方法・保管場所は?
- ①ワインセラー【おすすめ度★★★】
- ②床下収納【おすすめ度★★】
- ③クローゼットや押し入れの奥【おすすめ度★★】
- ④冷蔵庫の野菜室【おすすめ度★】
- 未開封のスパークリングワインの保存期間・賞味期限
- 【開けた後】スパークリングワインの保存方法・保管場所は?
- ①専用ストッパーで密閉する【おすすめ度★★★】
- ②小瓶やペットボトルに移し替える【おすすめ度★★】
- ③冷蔵庫に立てて保存する【おすすめ度★】
- ④ラップと輪ゴムで栓を代用する【おすすめ度★】
- 開栓後のスパークリングワインの保存期間・賞味期限
- 余ったスパークリングワインの活用レシピ3選!
- ①大人のフルーツポンチ
- ➁スパークリングワインとフルーツのゼリー
- ③スパークリングワインで作るパンケーキ
まずはスパークリングワインを保存する際のポイントを知ろう!

スパークリングワインとは、シャンパンに代表される発泡性のワインです。買った後、すぐに飲まない場合はどう保存すれば良いのかを、いくつかのポイントから紹介します。
①適切な温度・湿度を保つ
スパークリングワインを保存する場合は、温度10〜15度、湿度40〜70%の場所で保存しましょう。保存する際の温度が適切でないと、風味を損なったり、泡が膨張してボトルが破裂したりします。また、湿度が低すぎるとコルクが乾燥してボトル内に酸素や雑菌が侵入しやすくなるので、注意が必要です。
②直射日光を避ける
スパークリングワインを含む酒類には、光に弱いという性質があります。保管の際は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。また、蛍光灯の光も良くないので注意してください。新聞紙などでボトルを包むのも良い方法です。
③振動を避けて安定した場所に保管する
振動を与えると、スパークリングワインのボトル内の圧力が変動し、コルクから中身が溢れたり泡が抜けたりします。家に持ち帰る時から、なるべくボトルを揺らさないように気を付けてください。冷蔵庫に保存する場合、開閉時に振動がある扉裏のポケットより、奥の安定した場所がベターです。
④コルク栓の場合は横に寝かせる
スパークリングワインのボトルは、コルクの乾燥を防ぐため、横に寝かせて保存しましょう。これにより、コルクが中身に触れることで乾燥しません。コルクが乾燥すると、栓を抜く際にコルクが割れる、内部に空気や菌が侵入するといった事態を招きます。
⑤保管中は香りの強い食品から離す
スパークリングワインを香りの強い食品と一緒に保存すると、匂いが移り、美味しさが損なわれます。これを防ぐために、ニンニクやキムチなど、強い香りを放つ食品とは離して保管するのが良いでしょう。
【未開封】スパークリングワインの保存方法・保管場所は?

開封する前のスパークリングワインは、どう保存するのが適切なのでしょうか。美味しさを損なわずに保存する方法や、自宅内の保管に向く場所について解説します。
①ワインセラー【おすすめ度★★★】
スパークリングワインを美味しく保存するには、温度、湿度、光に気を付けなければなりません。この3つの要素に関して、ワインの保管に適した条件を満たすのがワインセラーです。
家庭用のワインセラーにも、収納本数や冷却方式によりさまざまなタイプがあります。中には、2万円以下で買える商品もあるので、家でワイン類を飲む機会が多い人は購入を検討してください。
②床下収納【おすすめ度★★】
キッチンの床下にある収納スペースは、温度や湿度が安定した冷暗所であることから、スパークリングワインの保存に適しています。ただし、気温が上昇する日本の夏を何度も超えるのは難しいのが現実です。何年にも渡って保存するのは避けましょう。
③クローゼットや押し入れの奥【おすすめ度★★】
クローゼットや押し入れの奥も、直射日光を避けられて振動が少ないので、スパークリングワインの保存場所に使えます。ただし、防虫剤や芳香剤など、匂いが強い物には近づけないように気を付けてください。
④冷蔵庫の野菜室【おすすめ度★】
スパークリングワインを冷蔵庫で保管する場合は、温度が高めに設定された野菜室が適しています。スパークリングワインの最適な保管温度は10〜15度です。部屋の温度がこれより高すぎる、もしくは低すぎる時期には常温保存を避け、冷蔵庫の野菜室を利用しましょう。
【冷蔵庫の野菜室で保存する時のポイント】
・冷蔵庫から他の食品を取り出す際には振動に気を付ける
・香りが強い食品から離して保存する
・匂いと光対策としてラップで全体を覆い、新聞紙で包む
未開封のスパークリングワインの保存期間・賞味期限
栓を抜く前のスパークリングワインに、明確な保存期間や賞味期限はありません。本来の味わいを楽しむためにも、飲み頃には注意しましょう。スパークリングワインは、そもそも長期の保存を想定して作られていないので、早めに消費した方が美味しく飲めます。保存する場合は、どんなに長くても1〜2年程度にしましょう。
【開けた後】スパークリングワインの保存方法・保管場所は?

スパークリングワインのように炭酸を含む飲料は、開封後は泡が抜ける前に早く飲み切るのがベストです。しかし、時には一度で消費できないこともあるでしょう。栓を開けた後のスパークリングワインを、どう保存すれば良いのか解説します。
①専用ストッパーで密閉する【おすすめ度★★★】
スパークリングワインの泡を損なわないためには、専用ストッパーで密閉するのが効果的です。スパークリングワインのコルク栓は、再利用できません。そこで、圧力をかけることで炭酸をキープしながら保存できるストッパーがあると便利です。
ワインショップに行けば1,000円程度で販売されており、洗って何度も使用できるので、自宅に1つ備えておいて損はありません。
②小瓶やペットボトルに移し替える【おすすめ度★★】
残ったスパークリングワインは、中身がちょうど入り切る大きさの容器に移し替えることで、炭酸が抜けるのを最小限に抑えられます。残量が少ない場合は特に、空き瓶やペットボトルに移すようにしましょう。
③冷蔵庫に立てて保存する【おすすめ度★】
スパークリングワインを開けた後は、炭酸の泡をキープするために、低温の冷蔵庫に立てて保存しましょう。開封前は冷えすぎないよう野菜室に保存しますが、開封後は温度が低い方が炭酸が抜けにくいので、冷蔵室で保管します。また立てて保存することで、中身が空気に接触する面積を最小限に抑え、酸化を防ぐのもポイントです。
④ラップと輪ゴムで栓を代用する【おすすめ度★】
専用ストッパーなしという状況ならば、ラップと輪ゴムで作った即席の蓋でも、炭酸の抜けや劣化を遅らせられます。やり方は簡単で、ボトルの口をラップで覆い、輪ゴムでしっかり止めるだけです。ラップを2~3重にし、輪ゴムを数本使えば、より密閉度が高められます。
ただし、専用ストッパーほど炭酸が抜けるのを防ぐ効果はないので、できるだけ早く飲み切るのが賢明です。
開栓後のスパークリングワインの保存期間・賞味期限
開栓後は、2日以内を目安に消費するのが適切です。スパークリングワインは、一旦蓋を開けるとどうしても炭酸が抜けていきます。できれば当日中、それが難しくても極力早く飲む方が、本来の美味しさを楽しめるでしょう。
余ったスパークリングワインの活用レシピ3選!
スパークリングワインが余った際には、そのまま飲まず、手を加えて消費するという方法もあります。家庭にある材料で簡単にできるレシピを紹介しますので、参考にしてください。
①大人のフルーツポンチ

【材料】
・スパークリングワイン:200ml
・お好みのフルーツ:適量
・砂糖:大さじ1
大人のフルーツポンチの作り方を紹介します。
【作り方】
1.フルーツを食べやすい大きさにカットする
2.スパークリングワインと砂糖を容器に入れて、砂糖が溶けるまでよく混ぜる
3.1のフルーツを2に入れ、冷蔵庫で数時間~1日置いてから食べる
サイダーで作ったフルーツポンチに比べると、少し苦味がある大人の味わいです。砂糖の代わりにハチミツを使っても美味しくできます。さまざまなフルーツと合うので、アレンジして試してください。
➁スパークリングワインとフルーツのゼリー

【材料】
・スパークリングワイン:250ml
・お好みのフルーツ:適量
・砂糖:大さじ3
・粉ゼラチン:5g
スパークリングワインとフルーツのゼリーの作り方を紹介します。
【作り方】
1.フルーツを食べやすい大きさにカットする
2.鍋にスパークリングワインと砂糖を入れて火にかける
3.沸騰したら火から下ろし、約1分放置して粗熱を取る
4.粉ゼラチンを入れ、スプーンで混ぜながらよく溶かす
5.グラスに1のフルーツと4を入れ、冷蔵庫で冷やす
6.ゼリーが固まったら完成
炭酸が抜けてしまったスパークリングワインを、美味しく消費できるレシピです。3の火から下ろしたタイミングで、レモンやライムの絞り汁を少々加えると、爽やかな味わいが増します。
③スパークリングワインで作るパンケーキ

【材料】
・小麦粉:110g
・スパークリングワイン:100ml
・卵:2個
・油:適量
スパークリングワインで作るパンケーキの作り方を紹介します。
【作り方】
1.小麦粉を粉ふるいにかける
2.ボウルに卵を割り、泡立て器でふんわりするまで混ぜる
3.2のボウルに1の小麦粉を入れ、ゴムベラで切るように混ぜる
4.スパークリングワインを加え、さらに混ぜ合わせる
5.フライパンに油をしき、温まったら生地を流し入れ両面を焼く
ベーコンやソーセージなどと一緒に食べると美味しい、おかず系のパンケーキです。小麦粉やスパークリングワインを入れて混ぜ合わせる際には、生地を練らないよう気を付けましょう。
スパークリングワインの正しい保存方法を知ろう
スパークリングワインは、開封前と開封後それぞれに異なる保存方法があるので、この記事を参考にして適切に保管しましょう。ワインセラーや専用ストッパーがあれば美味しさを保ちやすいので、ぜひ使ってください。