さくらんぼの保存方法は常温・冷凍で!日持ちは?冷蔵庫がおすすめな場合も紹介!
さくらんぼに最も適している保存方法を知っていますか?保存後の鮮度も気になります。今回は、さくらんぼの保存方法・日持ちを〈常温・冷蔵・冷凍〉別に紹介します。冷凍さくらんぼの食べ方・解凍方法や長期保存できるレシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
- さくらんぼの保存方法は?冷凍できる?
- さくらんぼの保存は『温度変化』が大事
- さくらんぼの冷蔵保存が適している場合もある
- 【常温】さくらんぼの保存方法や日持ち期間は?
- さくらんぼの常温での保存方法や日持ち期間
- 常温保存したさくらんぼは食べる直前に冷水につけるのがおすすめ
- 【冷蔵】さくらんぼの保存方法や日持ち期間は?
- 【冷凍】さくらんぼの保存方法や日持ち期間は?
- さくらんぼの冷凍での保存方法や日持ち期間
- 冷凍さくらんぼの美味しい食べ方・解凍方法
- 冷凍保存したさくらんぼのおすすめレシピ3選!
- ①冷凍さくらんぼのサワージュース
- ②さくらんぼのフローズンヨーグルト
- ③冷凍さくらんぼのクラフティ
- さくらんぼの日持ちする保存食レシピもおすすめ!
- ①さくらんぼのジャム|日持ち期間:30日
- ②さくらんぼのコンポート|日持ち期間:21日
- ③さくらんぼのシロップ漬け|日持ち期間:14日
さくらんぼの保存方法は?冷凍できる?

さくらんぼは甘さと酸味が強く品種が多い果物であり、それぞれ色や味わい、サイズが異なるのが特徴です。その鮮やかな見た目から、贈答品としても名高いさくらんぼですが、どのような保存方法が適しているのでしょうか。長く日持ちするための工夫や注意点について紹介しますので、参考にしてください。
さくらんぼの保存は『温度変化』が大事
さくらんぼは傷みやすく、温度や湿度の変化に弱い果物です。乾燥や結露に弱いので、冷蔵庫で長期保存させると劣化の原因になります。最も適しているのは常温で保管することですが、基本的に日持ちはしないので購入後は早く食べ切るのが良いでしょう。特に夏の暑い時期は、直射日光に当たらない冷暗所に保管して温度の上昇を防ぐ必要があります。
一度に食べ切るのが難しい場合には、冷凍庫に入れておくと、比較的日持ちするうえに大量保存もできて便利です。
さくらんぼの冷蔵保存が適している場合もある
さくらんぼは、果物の中でも温度の変動に弱いので、購入時と同じ温度で保管することが大切です。基本的に常温で販売されていることがほとんどですが、中には冷蔵で販売されているケースもあります。冷蔵のさくらんぼを購入した場合は、同様に冷蔵庫に入れて保存してください。
なお、冷蔵庫に長時間置いて冷やしすぎると硬くなって風味が落ちるので、購入後はできるだけ早く食べ切りましょう。
【常温】さくらんぼの保存方法や日持ち期間は?
基本的には常温保存が適しているさくらんぼですが、どのように保存すると日持ちするのでしょうか。さくらんぼを新鮮な状態に保つための保存方法や日持ち期間を紹介しますので、参考にしてください。
さくらんぼの常温での保存方法や日持ち期間
さくらんぼを常温で保存するなら、基本的に3日以内に食べ切るのが理想です。さくらんぼのヘタや軸を取り除くと水分が蒸発して乾燥してしまい、実が硬くなったり味が落ちてしまうので、下処理はせずに保存してください。保存容器にさくらんぼを詰めすぎると傷みやすくなるため、余裕のある大きさの容器を使いましょう。
【常温の保存方法】
1.表面が汚れていたり水滴がついていたりする場合は、よく拭き取ってキッチンタオルで包む
2.キッチンタオルごと、密閉できる蓋つきの保存容器に入れる
3.空気に触れないように、上からキッチンタオルをかぶせて蓋をして冷暗所に保管する
常温保存したさくらんぼは食べる直前に冷水につけるのがおすすめ
さくらんぼを食べる直前に軽く水にさらすと、冷たく美味しい状態で食べられます。冷やしすぎると風味が損なわれるので、軽く水に通すのがポイントです。もしくは、食べる20〜30分前に冷蔵庫で冷やしておくと、さくらんぼに含まれる糖分の構造が変化し、甘みが強く感じられるでしょう。
【冷蔵】さくらんぼの保存方法や日持ち期間は?

冷蔵品のさくらんぼを購入した場合は、必ず冷蔵庫に入れて3日以内に食べ切りましょう。過度に冷やすと甘みが薄れて風味が落ちる原因になります。冷蔵庫内は乾燥や結露が起こりやすいので、比較的温度が高く乾燥を防げる野菜室に保存するのがベストです。ペーパータオルが自宅にない場合には、新聞紙でも代用できます。
【さくらんぼを冷蔵保存する方法】
1.汚れや水気がある場合にはよく拭き取り、キッチンタオルで包む
2.ペーパータオルごと、保存容器に入れる
3.空気に触れないようにペーパータオルをかぶせて蓋をする
4.冷蔵庫の野菜室に入れて保存する
【冷凍】さくらんぼの保存方法や日持ち期間は?
さくらんぼは、乾燥や結露に弱いので温度管理を徹底して保存することが大切です。さくらんぼを冷凍すると、どのくらい日持ちするのでしょうか。冷凍庫での保存や解凍方法、日持ち期間を紹介しますので、参考にしてください。
さくらんぼの冷凍での保存方法や日持ち期間
さくらんぼは冷凍させると約1ヶ月ほど日持ちします。冷凍前に汚れを落とす必要がありますが、水気がついたまま冷凍すると結露が起こり、さくらんぼが変色したり冷凍焼けしたりして劣化する恐れがあります。水で洗った後は必ずペーパータオルで優しく水気を拭き取りましょう。
また、冷凍前にさくらんぼのヘタや軸、種取りは不要ですが、処理しておくと解凍したあとにそのまま食べられるので効率的です。
【冷凍の保存方法】
1.ボウルに水をためて、さくらんぼを浸して汚れを落とす
2.キッチンタオルで包み、表面を拭いて水気を取る
3.保存用袋に入れて、空気を抜いて密閉する
4.冷凍庫で保管する
冷凍さくらんぼの美味しい食べ方・解凍方法

冷凍さくらんぼを食べるときは、完全に解凍せずに半解凍で食べるとシャーベット状の食感が楽しめます。冷凍庫から取り出したら、常温で約3分ほど置いてから食べましょう。完全に解凍してしまうと、風味が落ちたり食感が悪くなったりして美味しくないので、食べる数分前に冷凍庫から取り出すのがベストです。
冷凍保存したさくらんぼのおすすめレシピ3選!
冷凍さくらんぼは、生のまま食べても美味しいですが、ほかの材料と組み合わせて少しアレンジするだけでさまざまな味が楽しめます。今回は、冷凍さくらんぼを使ったお手軽なレシピを紹介します。さくらんぼ以外の果物でも代用できるので、ぜひ参考にしてください。
①冷凍さくらんぼのサワージュース

【材料】
・冷凍さくらんぼ:100g
・氷砂糖:100g
・リンゴ酢:100g
冷凍さくらんぼのサワージュースのレシピを紹介します。
【作り方】
1.冷凍さくらんぼの種とヘタ、軸を取り除く
2.ガラス瓶に冷凍さくらんぼ、氷砂糖、リンゴ酢を入れる
3.冷蔵庫に入れて保管し、1日1回ほど瓶を振って氷砂糖が溶けたら完成
夏の暑い日に最適なサワージュースです。炭酸水で割っても爽やかで美味しく飲めるので、材料が揃ったときに作ってみましょう。
②さくらんぼのフローズンヨーグルト

【材料】
・冷凍さくらんぼ:100g
・無糖ヨーグルト:200g
・牛乳:150g
・砂糖:50g
さくらんぼのフローズンヨーグルトのレシピを紹介します。
【作り方】
1.ヨーグルトを容器から取り出し、水を切っておく
2.さくらんぼを半解凍にして、種とヘタ、軸を取り除き、包丁で細かく刻む
3.ボウルに刻んださくらんぼと砂糖を入れて混ぜ合わせる
4.さらにボウルにヨーグルトと牛乳を少しずつ入れて均一に混ぜ合わせる
5.保存容器に入れてさらに混ぜ合わせ、冷凍庫で1時間ほど凍らせて完成
アイスクリームのようななめらかな口当たりのデザートです。甘さ控えめが好きな人は砂糖の量を減らして作ってください。
③冷凍さくらんぼのクラフティ

【材料】
・冷凍さくらんぼ:100g
・卵:2個
・牛乳:200g
・バター:30g
・薄力粉:30g
・砂糖:50g
冷凍さくらんぼのクラフティのレシピを紹介します。
【作り方】
1.冷凍さくらんぼの種とヘタ、軸を取り除く
2.ボウルにバターを入れて湯煎で溶かす
3.湯煎から取り出して砂糖を加えて混ぜ合わせる
4.さらに卵と薄力粉を加えてだまにならないように混ぜ合わせる
5.牛乳を加えて均一に混ぜ合わせて生地液を作る
6.耐熱のグラタン皿にクッキングシートを引いて、こぼさないように生地液を流す
7.さくらんぼを全体に並べ、170度のオーブンレンジで40分間加熱する
8.粗熱を取って完成
フランスの洋菓子として有名なクラフティは、卵と牛乳がベースの手軽なデザートです。さくらんぼ以外の果物でも作れるので、果物が余ったときの消費にも役立つレシピです。
さくらんぼの日持ちする保存食レシピもおすすめ!
傷みやすいさくらんぼを日持ちさせるアレンジレシピを紹介します。自宅にある材料で手軽に作れるので、さくらんぼに限らず果物を大量消費したいときにも、ぜひ参考にしてください。なお、見出しに記載した日持ち期間は、清潔な瓶などに入れて冷蔵庫で保存した場合の賞味期限の目安です。
①さくらんぼのジャム|日持ち期間:30日

【材料】
・さくらんぼ:300g
・砂糖:100g
・レモン汁:小さじ2
さくらんぼのジャムのレシピを紹介します。
【作り方】
1.さくらんぼに付いているヘタや軸を取り、実を二等分して種を取る
2.出汁用パックの中に種を入れる
3.小鍋にさくらんぼ、砂糖、レモン汁、出汁用パックを投入して混ぜ合わせ、1時間ほど常温に置いておく
4.へらでかき混ぜながら中火で煮込む
5.とろみがついたら出汁用パックを取り出し、粗熱を取ってからガラス瓶に入れる
さくらんぼの種を入れることでとろみが出やすくなります。果肉感を残したい人は、へらでかき混ぜるときに潰しすぎないように調整してください。
②さくらんぼのコンポート|日持ち期間:21日

【材料】
・さくらんぼ:200g
・グラニュー糖:50g
・白ワイン:150g
・レモン汁:小さじ2
さくらんぼのコンポートのレシピを紹介します。
【作り方】
1.さくらんぼのヘタや軸を取って、半分に切って種を取り除く
2.鍋にさくらんぼとグラニュー糖を入れて1時間ほど冷蔵庫に入れておく
3.冷蔵庫から取り出し、レモン汁と白ワインを加えて、弱火で10分ほど煮込む
4.粗熱を取ってからガラス瓶に入れて、冷蔵庫で保存する
さくらんぼを使った簡単アレンジレシピです。アイスクリームやヨーグルトに添えるだけで贅沢な仕上がりになります。
③さくらんぼのシロップ漬け|日持ち期間:14日

【材料】
・さくらんぼ:200g
・砂糖:150g
・レモン汁:小さじ2
・水:150g
・消毒用の塩:大さじ2
・消毒用の水:400g
さくらんぼのシロップ漬けのレシピを紹介します。
【作り方】
1.消毒用の水に塩を溶かし、さくらんぼを入れて20分ほど浸してから水気を取る
2.鍋に水と砂糖を加えて中火で熱し、混ぜ合わせてシロップを作る
3.シロップにレモン汁を加えて混ぜる
4.清潔なガラス瓶に、さくらんぼとシロップを加え、蓋をしっかり占めて冷蔵庫で保存する
長持ちさせるためにも、傷がついていない新鮮なさくらんぼを選びましょう。簡単な加工で日持ちしますので、食べ切れないときにぜひ作ってください。
さくらんぼの保存方法や日持ちを知ろう
さくらんぼは果物の中でも傷みやすく温度変化に弱いので、できるだけ風通しの良い常温で保存しましょう。購入後3日以内に食べ切れない場合には冷凍庫で保存して、半解凍の状態で食べるのがベストです。大量消費したいときには、さくらんぼを使ったアレンジレシピを参考に調理して、新鮮なうちに美味しく食べ切ってください。
