バームクーヘンの賞味期限は?未開封でも切れて10日は危険?日持ちする保存方法も紹介!
バームクーヘンの賞味期限を知っていますか?今回は、バームクーヘンの〈未開封・開封後〉別の賞味期限や、〈10日・2週間・1ヶ月〉など賞味期限切れはいつまで大丈夫なのか紹介します。バームクーヘンが腐るとどうなるかや、日持ちする保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
バームクーヘンの賞味期限・日持ちはどのくらい?

| 常温 | 冷蔵 | 冷凍 | |
| 未開封 | 約2週間~1ヶ月 | 約1ヶ月 | 約2週間~1ヶ月 |
| 開封後 | -- | 約3~4日 | 約2週間~1ヶ月 |
バームクーヘンは、しっとりとした食感と甘い香りが人気の焼き菓子です。保存期間を誤ると風味が損なわれたり品質が低下したりしますので、保存方法に気を付ける必要があります。購入後の日持ちを把握しておくことは、美味しく食べるためにも大切です。バームクーヘンの賞味期限や日持ちの目安について紹介します。
そもそも賞味期限と消費期限の違いは?
賞味期限は食品の風味や食感を保てる目安であり、期限を過ぎても状態が良ければ食べられる場合があります。一方、消費期限は安全性を重視した指標であり、期限を過ぎた食品は食中毒などのリスクが高まる恐れがあるので避ける必要があるでしょう。どちらも未開封が前提であり、開封後はできるだけ早めに食べ切るのが基本です。
【賞味期限】
・定められた方法で保存した場合に美味しく食べられる期間
・加工食品や乾物など、比較的傷みにくい食品に表示される
・期限を過ぎても直ちに品質が低下するわけではない
【消費期限】
・保存状態を守った上で安全に食べられる期間
・弁当や生菓子など、傷みやすい食品に表示される
【未開封】バームクーヘンの賞味期限
一般的に、未開封のバームクーヘンは常温保存が基本です。メーカーの製造方法や販売される種類によって賞味期限には差があり、短い物では数日しか日持ちしない場合もありますが、60日程度保存できる物もあります。洋菓子店や専門店で作られ市販されているバームクーヘンは、賞味期限が短い傾向です。
反対に、結婚式の引き出物や出産祝いなどの贈答用に作られたバームクーヘンは保存性を考慮して製造されているため、2週間から1ヶ月程度の日持ちが一般的です。
【開封後】バームクーヘンの賞味期限
開封後のバームクーヘンは、時間の経過とともに風味が落ちやすくなり、記載された賞味期限に関係なく早めに食べ切ることが大切です。包装を開けるとバームクーヘンが空気に触れ、酸化や乾燥が進み味わいや香りが損なわれていきます。
気温や湿度が高い夏場は、バームクーヘンに含まれる小麦や卵、バターなどの成分が特に変質しやすく、傷みが早く進む傾向があります。開封後は密閉容器などに入れて保管し、3~4日以内に食べ切りましょう。
バームクーヘンの賞味期限切れはいつまで大丈夫?

バームクーヘンは見た目の変化が少なく、賞味期限を過ぎても食べられるのか迷う人も多いお菓子です。未開封であっても保存状態によって品質は変化し、風味や食感が損なわれる場合があります。バームクーヘンの賞味期限が切れた場合、どの程度まで食べられるのかの目安を紹介します。
バームクーヘンの賞味期限切れは腐っていなければ食べられる
未開封のまま適切に保存されているバームクーヘンであれば、賞味期限を過ぎてもすぐには腐りません。包装内に脱酸素剤が入っているタイプは傷みにくく、品質は劇的に変化しません。外観や香りに異常がなければ食べられる場合が多いでしょう。
ただし、開封後のバームクーヘン、果物や水分を多く含む素材を混ぜ込んでいるバームクーヘンは傷みやすく、期限を過ぎると腐敗が進みやすいので、注意深く状態を確認してください。
【1・2・3日】賞味期限切れのバームクーヘン
バームクーヘンの賞味期限は、安全に食べられる期間よりも余裕を持って設定されています。多くのメーカーでは、実際の保存可能期間に0.8をかけた期限を表示しているので、1~3日程度の期限切れであれば問題なく食べられる場合がほとんどです。
未開封のまま高温多湿でない冷暗所や冷蔵庫に保存していた場合なら、バームクーヘンは空気や雑菌に触れていません。この状態であれば、傷みはほとんど進んでいないでしょう。
【賞味期限が1~3日切れたバームクーヘンの状態】
・見た目の変化なし
・匂いの変化なし
・食感の変化なし
・味わいの変化なし
・食べられる場合が多い
【1週間】賞味期限切れのバームクーヘン
賞味期限を1週間過ぎたバームクーヘンは、保存状態や商品によって判断が分かれます。賞味期限が短く設定されたタイプは、すでに最大保存期間を超えているので食べるのは避けましょう。
一方で、1ヶ月程の賞味期限が設けられている未開封のバームクーヘンは、冷蔵庫や冷凍庫で適切に保存していた場合に限り食べられる可能性があります。保存状態が良ければ、腐敗やカビの発生などの劣化が進みにくいと考えられます。
【賞味期限が1週間切れたバームクーヘンの状態】
・見た目の変化なし
・匂いの変化なし
・食感の変化なし
・味わいの変化なし
・賞味期限が1ヶ月程度の商品は食べられる場合が多い
・賞味期限が数日程度の商品は食べられない場合がある
【10日〜2週間】賞味期限切れのバームクーヘン
賞味期限を10日~2週間過ぎたバームクーヘンは、食べると食あたりを起こす危険性があります。見た目や香りの変化がなくても、最大保存期間を大幅に過ぎているバームクーヘンを食べるのは危険です。
【賞味期限が10日~2週間切れたバームクーヘンの状態】
・見た目の変化なし
・匂いの変化なし
・食感の変化なし
・変化がなくても食べると危険な場合がある
【1ヶ月以上】賞味期限切れのバームクーヘン
賞味期限を1ヶ月以上過ぎたバームクーヘンは、未開封であっても食べないでください。品質が大きく損なわれている可能性があります。見た目に変化がなくても内部で劣化している場合があり、注意が必要です。傷んだバームクーヘンは酸っぱい臭いやアンモニア臭がする場合があります。
冷蔵庫や冷凍庫で適切に保存されていた場合でも、安全とは言い切れません。少しでも異臭や味の違和感を感じた場合は、迷わず廃棄してください。健康面への影響を防ぐためにも、賞味期限を大幅に過ぎた物は食べないのが賢明です。
また、賞味期限が1ヶ月以上切れたバームクーヘンは廃棄が推奨されているので、それ以上の2ヶ月や半年を過ぎたバームクーヘンは確実に食べられないといえます。
【賞味期限が1ヶ月以上切れたバームクーヘンの状態】
・乾燥してパサついた食感
・異臭がする
・味に違和感がある
・食べられない場合が多い
バームクーヘンが賞味期限切れで腐るとどうなる?見分け方は?

バームクーヘンは卵や小麦粉など、微生物の繁殖に必要なたんぱく質や糖質を含んでいるため傷みやすいお菓子です。密封され空気に触れない状態で販売されていますが、封を切ると一気に傷みやすくなり、臭いや食感、見た目、触った感触に明らかな変化が始まります。少しでも違和感があれば腐敗が始まっているサインのため、食べるのは避けましょう。
バームクーヘンは保存状態によっては、賞味期限が切れていなくても食べられない状態になる場合があります。食べられるかどうかを判断するためには、見た目や香り、触感の変化を確認しましょう。
【腐った時の特徴】
・表面や断面にカビが生えている
・酸っぱい臭い、アンモニア臭がする
・粘り気がある
・味が変わっている
バームクーヘンの日持ちする保存方法は?

バームクーヘンをできるだけ長く美味しく保つには、保存環境が重要です。保存方法によって日持ちの期間が大きく変わるので、正しい扱い方を知っておくことが大切です。バームクーヘンを日持ちさせる保存方法を紹介します。
【未開封】の保存方法
未開封のバームクーヘンは必ずしも冷蔵庫や冷凍庫で保存する必要はありません。18℃~24℃の冷暗所で保存が可能です。ただし、砂糖のコーティングがされているタイプのバームクーヘンはコーティングが溶ける可能性があるので、常温保存ではなく冷蔵庫で保存してください。夏など気温が高い季節も常温を避け、冷蔵庫で保存しましょう。
【ベストな保管場所】
・風通しが良好
・気温の変化が少ない
・直射日光が当たらない
【開封後】の保存方法
開封後のバームクーヘンは傷みやすく、冷蔵や冷凍での保存が適しています。どちらの方法でも1食分に分けて保存用袋に入れるのが基本ですが、食べる際の準備はそれぞれ異なります。
冷蔵で保存した場合、冷蔵庫から取り出した直後のバームクーヘンは食感が硬いため、食べる30分前に常温に置いて柔らかい食感に戻してください。冷凍したバームクーヘンを食べる際には一度冷蔵庫に移し、時間をかけて解凍しましょう。
【開封後の保存方法】
1.1回に食べる分量にカットし、ラップで包む
2.保存用袋に入れて冷蔵庫、または冷凍庫に入れる
バームクーヘンの賞味期限を知っておこう
バームクーヘンは保存状態や製造方法によって日持ちの長さが変わります。未開封であっても高温多湿や直射日光を避け、冷暗所などで適切に保存することが大切です。見た目や匂いに違和感がある場合は、賞味期限内であっても口にしないことが鉄則です。安全に美味しく味わうために、賞味期限と保存方法を正しく理解しましょう。
