アスパラの日持ち・賞味期限は?冷蔵庫で何日もつ?腐るとどうなるかや保存方法も紹介!
アスパラの日持ち・賞味期限を知っていますか?何日もつのでしょうか?今回は、〈生・茹で〉アスパラの日持ち・保存期間を〈常温・冷蔵庫・冷凍〉別に紹介します。アスパラが腐った時の見分け方や長持ちする保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
アスパラの日持ち・賞味期限は?冷蔵庫で何日もつ?

| 常温 | 冷蔵 | 冷凍 | |
| 生 | 不可 | 5日 | 1ヶ月 |
| 茹で | 不可 | 2~3日 | 1ヶ月 |
アスパラギン酸や葉酸などの栄養素を豊富に含むアスパラは、炒め物や煮物など幅広い調理方法ができる食品です。アスパラの日持ちや賞味期限はどの程度で、いつまで長持ちするのでしょうか。アスパラの日持ちや賞味期限を、保存方法別に紹介します。
【常温】保存した場合の日持ち
アスパラを保存する際の適正温度は約2.5度といわれており、生でも茹でた物でも常温保存は向いていません。またアスパラを常温で保存すると、成長が促進されて穂先が伸びて食感が固くなり、乾燥して鮮度や味の劣化に繋がり日持ちしません。アスパラを長持ちさせるには冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
どうしても常温に置いておく場合は、アスパラを濡れたペーパーで包んでさらにラップを巻き、蓋付きの容器に穂先を上にした状態で立てて保管してください。この方法で保存する場合の日持ちは約1日なので、早めに食べ切りましょう。
【冷蔵】保存した場合の日持ち
アスパラの鮮度を落とさずに日持ちさせる最適な温度は約2.5度と低いので、冷蔵庫で保存する時は野菜室ではなく冷蔵室に入れてください。冷蔵庫で保存する場合、日が経つごとに少しずつ鮮度は落ちてしまいますが、アスパラが生の場合は賞味期限が5日程度と長持ちします。茹でた状態の物は日持ちが短く、食感が悪くなっていくので早めに食べ切る必要があります。
【冷凍】保存した場合の日持ち
アスパラは冷凍保存すると約1ヶ月日持ちしますので、食べ切れない量が残っている場合は冷蔵庫ではなく冷凍庫で保管すると良いでしょう。ただし生のアスパラを冷凍すると解凍時に水分が出て、食感が悪くなりやすいので、炒め物などの加熱料理に使うのがベストです。
一方で、茹でたアスパラは甘味を保ちやすい状態になります。しかし生の物と同様に食感は落ちやすいので、汁物やグラタンなどに使うと美味しく仕上がります。アスパラの甘味を感じたい時は、サラダにしても良いでしょう。
アスパラが傷み始めると?食べられない時の見分け方は?

アスパラの保存状態が悪かったり、賞味期限が切れたりして傷むと、どのような特徴が現れるのでしょうか。アスパラの傷み始めや、腐った時の特徴を説明します。
アスパラが傷み始めた時の特徴
アスパラの鮮度が落ちて、傷み始めているかを確認する時は、茎の切り口部分をチェックしてください。アスパラは鮮度が落ちると変色や乾燥が見られ、味わいの劣化や食感の悪さの原因になります。また、アスパラが全体的に細くなったり曲がったりするのも、乾燥によって新鮮さが落ちている状態です。
【アスパラが傷み始めた時に現れる特徴】
・切り口の色が変わっている
・切り口が乾燥している
・茎が細くなり、曲がっている
アスパラが腐って食べられない場合の特徴
アスパラから酸っぱい臭いや生臭さなどの異臭を感じる場合は、腐って食べられない状態にあります。また賞味期限が切れたり保存状態が悪かったりすると、カビやぬめりが発生します。見た目や臭いに問題がなくても、食べた時に酸味や生臭い味を感じた場合も、アスパラが腐って食べらないので飲み込まずに廃棄しましょう。
【アスパラが腐った時に現れる特徴】
・異臭がする
・カビが生えている
・ぬめりや空洞がある
・不快な味がする
アスパラを日持ちさせたい時は新鮮なものを選ぼう!

日持ちの短いアスパラでも、新鮮な物を選んで購入すれば味わいや食感を保った状態で長持ちします。アスパラは茎の太さが均一な物だと鮮度が良く日持ちし、特に太い物を選ぶとより柔らかく甘味を感じられます。また全体的に緑色が鮮やかなアスパラは、日光を浴びて栄養価がより高くなっている状態の物です。
茎全体が細かったり切り口が茶色っぽくなったりしている物は、乾燥などで鮮度が劣化し日持ちしないので、選ばないように注意しましょう。
【新鮮なアスパラの見分け方】
・穂先が硬く締まっている
・太さが均一で、シワがない
・切り口が白く、全体が鮮やかな緑色をしている
アスパラを日持ちさせる保存方法は?

賞味期限の短いアスパラの品質をより長くキープして日持ちさせるには、どのように保存しておけば良いのでしょうか。アスパラを長持ちさせる正しい保存方法を、冷蔵庫と冷凍庫の保存場所別に紹介します。
アスパラを冷蔵保存する方法
アスパラは横にした状態で保管すると、穂先を立てようとしてエネルギーを使うため鮮度が落ちて日持ちしなくなるので、瓶やグラスなどに入れて立てて保存しましょう。またアスパラが乾燥するのを防ぐため、濡らしたペーパーで包んだり袋に入れたりして、空気に触れないようにしてください。
なおアスパラを茹でてから保存する場合は、根元を少しカットしてから下半分程度の皮を剥いて一口大にカットし、沸騰したお湯に塩を小さじ半分程入れて茹でましょう。茹でた物は粗熱を取り、水気を切って蓋付き容器に入れて冷蔵し、早めに食べ切るようにしてください。
【アスパラを冷蔵庫で保存する手順】
1.アスパラの根元を、濡らしたペーパーで包む
2.全体を乾いたペーパーで包む
3.アスパラをポリ袋に入れる
4.アスパラの穂先が上になるように容器に入れ、立てた状態で冷蔵保存する
アスパラを冷凍保存する方法
生のアスパラを冷凍する場合は、初めに洗って水気を切り、根元を切って下半分の皮を剥く下処理を済ませます。食べやすい大きさに切り、密閉袋に入れて冷凍庫へ入れてください。
茹でてから冷凍する場合は、生の物と同様に下処理した物を塩が入った熱湯で茹で、粗熱と水気を取りましょう。茹でたアスパラは好きな長さに切って、ラップで包んでから密閉袋に入れて保存します。
アスパラを期限内に消費するレシピ3選!
アスパラを賞味期限内に美味しく食べ切るには、どのように調理すると良いでしょうか。アスパラの品質を保ち、賞味期限内に美味しく食べられるレシピを、3つ紹介します。
①アスパラのお浸し

【材料】
・アスパラ:1束
・おろし生姜:小さじ1
・白だし:大さじ1
・鰹節:適量
アスパラを使ったお浸しの作り方を紹介します。
【作り方】
1.アスパラの根元2~3cmの皮を、ピーラーで剥く
2.食べやすい長さにカットする
3.塩を少し入れた熱湯で茹でる
4.茹で上がったら、アスパラを冷水に入れる
5.容器に生姜と白だし、アスパラを入れて混ぜて鰹節をまぶす
少ない調味料で和えるだけで完成する、手軽なお浸しレシピです。アスパラは茹ですぎると食感が悪くなるので、短い時間で茹で上げてください。完成したお浸しは、冷蔵庫でよく冷やすとより美味しく食べられます。
②アスパラの天ぷら

【材料】
・アスパラ:1束
・天ぷら粉:適量
・水:天ぷら粉に合わせた量
・揚げ油:適量
アスパラの天ぷらの作り方を紹介します。
【作り方】
1.アスパラを洗って根元を切り、下半分の皮を剥く
2.アスパラを食べやすい大きさにカットする
3.ボウルに天ぷら粉と水を合わせて、衣を作る
4.アスパラに衣をつけて、加熱した油で揚げる
上記の材料で、約2人分のアスパラの天ぷらが出来上がります。小麦粉を使って揚げることもできますが、天ぷら粉を使うとより食感が良く仕上がります。食べる時は、好みで塩や麺つゆをつけて食べると良いでしょう。
③アスパラベーコンとじゃがいものバター炒め

【材料】
・アスパラ:5本
・じゃがいも:3個
・ベーコン:3枚
・バター:1かけ
・粉チーズ:大さじ2
・ブラックペッパー:少々
・塩胡椒:少々
・ガーリックパウダー:少々
たっぷりのアスパラを使った炒め物の作り方を紹介します。
【作り方】
1.洗ったじゃがいもをレンジ調理に対応している袋に入れて、600Wのレンジで5分程加熱する
2.アスパラは根元の皮を剥いてレンジ調理できる袋に入れ、600Wのレンジで1分半加熱する
3.アスパラを食べやすい大きさに、ベーコンは1cm幅に切る
4.じゃがいもは皮を剥き、好きな大きさに切る
5.フライパンでベーコンを炒め、じゃがいも、アスパラ、バター、粉チーズを入れてさらに加熱する
6.最後にブラックペッパー、塩胡椒、ガーリックパウダーで味を整える
アスパラにじゃがいもとベーコンを加えて炒めることで、ボリュームのある一品に仕上がります。具材を電子レンジで加熱しておけば、炒める時間を短くできます。お好みで、レモン汁をかけて食べても良いでしょう。
アスパラの日持ち・賞味期限を知ろう
鮮度が落ちやすいアスパラは、生の状態の場合、乾燥を防いで冷蔵保存すれば5日程度の日持ちですが、冷凍保存しておけば1ヶ月程度長持ちします。すぐには食べ切れない量のアスパラは冷凍保存しておくと長持ちしますが、徐々に品質は落ち、食感も変わりやすいので賞味期限内に早めに食べ切るようにしましょう。
