春菊の冷凍保存できる?まずい?茹でた後・そのまま別の方法やレシピなど紹介!

春菊は冷凍保存できるのか知っていますか?まずいというのは本当でしょうか?今回は、春菊の〈茹でた・そのまま・おひたし〉別の冷凍保存方法や、解凍方法・使い方を紹介します。冷凍した春菊の〈天ぷら〉などのおすすめレシピも紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 春菊は冷凍保存できる?まずいって本当?
  2. 春菊(菊菜)は冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
  3. 春菊は冷凍すると食感が落ちるので加熱調理がおすすめ
  4. 春菊の冷凍保存方法は?
  5. 【そのまま・生】春菊の冷凍保存方法
  6. 【茹でて】春菊の冷凍保存方法
  7. 【おひたしにして】春菊の冷凍保存方法
  8. 冷凍した春菊の解凍方法・使い方は?
  9. 冷凍した春菊は凍ったまま加熱調理しよう
  10. 冷凍した春菊のおひたしは自然解凍・流水解凍がおすすめ
  11. 冷凍した春菊のおすすめレシピ3選!
  12. ①春菊のおひたし
  13. ②春菊の天ぷら
  14. ③春菊の混ぜご飯

春菊は冷凍保存できる?まずいって本当?

栄養が豊富で独特の香りが特徴的な野菜である春菊ですが、冷凍するとまずいのではないかと疑問に思う人もいるでしょう。そこで春菊は本当に冷凍保存できるのか、そのポイントについて詳しく解説します。

春菊(菊菜)は冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!

春菊は1年を通して手に入りやすい野菜ですが、冷蔵での保存期間は2~3日ほどと短めです。すぐに使わないときは冷凍しておくと、凍ったまま鍋や炒め物に調理できて便利です。冷凍すると1ヶ月ほど賞味期限は延びますが、風味の劣化が気になる場合は早めに使い切りましょう。

春菊は冷凍すると食感が落ちるので加熱調理がおすすめ

春菊に含まれるβ-カロテンなどの栄養は油に溶けやすいため、炒め物に加えると効率的に摂取できるでしょう。ただし冷凍前に下茹でしている春菊などの場合は、加熱しすぎると風味が落ちてまずいと感じやすいので、他の具材に火が通った後の仕上げに加えると美味しく食べられます。

春菊の冷凍保存方法は?

春菊は冷蔵保存だとすぐに傷んでしまう野菜ですが、冷凍すると長期保存が可能です。また、作り置きとしてまとめて冷凍しておけば、鍋や炒め物などの調理にそのまま加えて手軽に使えます。春菊の風味や栄養をできるだけキープできる冷凍保存の方法を、詳しく紹介します。

【そのまま・生】春菊の冷凍保存方法

春菊を生のまま冷凍するときには葉がくっつかないよう水分をしっかり拭き取り、茎は短く切っておくと調理しやすくなって便利です。また冷凍用保存袋に入れる際は、茎と葉をざっくり分けておくと使うときに取り出しやすく、量のバランスもよくなります。

【春菊を生のまま冷凍保存する方法】

1.ボウルに水を入れて春菊を洗い、ザルで水気を切る

2.キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取る

3.茎の茶色い部分は切り落とし、食べやすい大きさにカットする

4.チャック付き保存袋に入れ、しっかり空気を抜いて冷凍保存する

【茹でて】春菊の冷凍保存方法

春菊を下茹でしてから冷凍すると、生のまま冷凍するよりも春菊ならではの香りや食感をキープしやすくなります。また春菊を茹でて冷凍する前には、後で使う調理時間を考えてやや硬めに茹でましょう。また、茹でた春菊を小分けにしておくことで、必要な分だけ取り出して調理に使えます。

【春菊を茹でて冷凍保存する方法】
1.鍋で沸騰させた湯に塩を少々入れて、茎の部分から春菊を30秒~1分茹でる
2.冷水に漬けて水気を軽く絞る
3.5cmサイズにカットする
4.食べやすい量に小分けにしてラップに包む
5.チャック付き保存袋に入れて冷凍保存する

【おひたしにして】春菊の冷凍保存方法

春菊をおひたしにして冷凍する際には、解凍後の食感を考慮して少し硬めに調理しましょう。また水分を取り除き、ラップに包んだりカップに入れて薄く広げて冷凍すると劣化や臭い移りを防げます。おひたしにして冷凍しておくと、毎日のお弁当や食事の副菜など、野菜のおかずを加えたいときに手軽に使えるでしょう。

また春菊のおひたしは一度冷凍することで、春菊の細胞壁に含まれる食物繊維が壊れ、食べやすい柔らかな食感になるメリットもあります。

【おひたしにして春菊を冷凍保存する方法】
1.春菊を茹でてザルにあげて水気を切り、食べやすい大きさにカットする
2.味付けをした後に軽く絞って水分を減らす
3.1食分に小分けにして、ラップやお弁当用カップに入れて包む
4.チャック付き保存袋などに入れて、空気を抜いて冷凍保存する

冷凍した春菊の解凍方法・使い方は?

すき焼きや鍋に欠かせない春菊は冷凍保存すると手軽に使え、上手に解凍すれば風味や食感を損なわずに美味しく楽しめます。そこで、冷凍春菊の解凍方法と調理での使い方について詳しく解説します。

冷凍した春菊は凍ったまま加熱調理しよう

生のまま冷凍した春菊は食感を損ないやすいため、炒め物や鍋といった加熱調理に向いているでしょう。鍋や汁物に使う場合は、凍ったまま他の具材と一緒に加えて煮込んでも問題ありません。ただし冷凍前に茹でた春菊は、他の具材に火が通ってから仕上げの直前に加えるのがポイントです。炒め物なら、短時間で加熱するだけで香りや風味を損なわず美味しく仕上がります。

また冷凍春菊をおひたしやナムルにする場合は、凍った状態で軽く茹でるか電子レンジで解凍してから調理しましょう。さらに加熱前に春菊をすりおろしてパスタソースなどに加えると、彩りと香りを活かした一味違う味わいを楽しめます。

冷凍した春菊のおひたしは自然解凍・流水解凍がおすすめ

冷凍した春菊のおひたしは、1時間ほど室温に置けば自然に解凍できます。例えば朝お弁当に入れればお昼には食べ頃になり、自宅で食べる場合も他のおかずを調理する前に食卓に出しておけば、食事の時間には程よく解凍されて美味しく楽しめるでしょう。

時間がなく急いでいるときは、流水解凍をすると短時間で解凍でき、食感を損なわずに済みます。流水解凍を行う場合は水を張ったボウルやバットに、ラップで包んだ春菊が入った保存袋や保存容器を入れ、水道水にさらして解凍しましょう。

冷凍した春菊のおすすめレシピ3選!

冷凍しておくと手軽に使える春菊は鍋や炒め物だけでなく、工夫次第でさまざまな料理に使えます。そこで冷凍した春菊を使った手軽に作れるレシピを3つ紹介しますので、参考にしてください。

①春菊のおひたし

【材料】
・冷凍した春菊:1束分
・砂糖:大さじ1~2
・醤油:大さじ1
・白ごま:適量


冷凍した春菊を使用したおひたしの作り方を紹介します。

【作り方】
1.鍋にお湯を沸騰させて、冷凍春菊を軽く茹でる
2.ザルにあげて水気を切る
3.ボウルに醤油と砂糖を混ぜ合わせて春菊を入れ、ゴマを振り入れる


カット後に下茹でして冷凍した春菊であれば、自然解凍や電子レンジで簡単に解凍して調味料を混ぜ合わせるだけで簡単に作れます。短時間で手軽に作れるので、食卓や朝のお弁当にもう一品野菜を加えたいときに最適なレシピです。

②春菊の天ぷら

【材料】
・冷凍春菊:1束分
・薄力粉:大さじ3
・サラダ油:適量
・薄力粉(衣用):150g
・卵:1個
・水:250mL
・氷:30g


生のまま冷凍した春菊を使用した天ぷらの作り方を紹介します。

【作り方】
1.薄力粉と卵、水と氷を混ぜて天ぷら用の衣を作っておく
2.生のまま冷凍しておいた春菊に、分量外の大さじ3の薄力粉をまぶす
3.薄力粉をまぶした春菊と天ぷらの衣を混ぜる
3.鍋にサラダ油を入れ、春菊を揚げる


冷凍した春菊を使えば、食べたいときに手軽に春菊特有の香りを楽しめる天ぷらが作れます。春菊だけを揚げる他にも、シーフードミックスや玉ねぎと合わせるとかき揚げとして美味しく味わえるでしょう。

③春菊の混ぜご飯

【材料】
・冷凍春菊:1/2束分
・ご飯:2杯分
・醤油:大さじ2/3
・みりん:大さじ1
・ごま:大さじ1.5


冷凍春菊を使用した混ぜご飯の作り方を紹介します。

【作り方】
1.生のまま冷凍した春菊を、凍った状態で小口切りにカットする
2.容器に入れて、ラップをかけて電子レンジで1分半加熱する
3.みりんを入れた耐熱皿を電子レンジで10秒加熱する
4.春菊とご飯、醤油とごまを混ぜ合わせる


春菊とごまの香りが引き立つ、優しい味わいの一品です。下茹でして冷凍した春菊を使う場合は、解凍後に水気をしっかり絞ると味がなじみやすくなります。おにぎりにしても美味しく楽しめるでしょう。

春菊の冷凍保存方法を知ろう

春菊は冷凍保存することで1ヶ月ほど日持ちし、解凍せずそのまま加熱調理に使えます。生のまま冷凍した場合は、鍋や炒め物など他の具材と一緒に加えて調理が可能です。下茹でした春菊を冷凍したときは加熱しすぎると風味が損なわれやすいため、料理の仕上げのタイミングで加えると美味しく仕上がります。

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