マカロンの賞味期限・保存方法は？手作りは日持ちしない？冷凍・冷蔵・常温で紹介！
マカロンの賞味期限を知っていますか？今回は、〈手作り・市販〉別のマカロンの賞味期限・日持ちや、〈常温・冷蔵・冷凍〉別に賞味期限切れはいつまで大丈夫なのかを紹介します。マカロンが腐るとどうなるかや、日持ちする保存方法も紹介しますので参考にしてください。
目次
マカロンの賞味期限はどれくらい？手作りは日持ちしない？
| 種類 | 常温 | 冷蔵 | 冷凍 |
| 手作り | 不可 | 1～3日 | 1ヶ月 |
| 市販 | 夏1週間、冬2週間 | 1日～1週間 | 1ヶ月 |
ケーキ屋で販売されている市販のマカロンは、挟まれているクリームの種類や水分量、製造工程の違いによって賞味期限にばらつきがあります。冷凍品は鮮度が保たれやすく長期保存が可能ですが、いずれも製品に記載された賞味期限や保存方法を必ず確認しましょう。
一方で、手作りのマカロンは保存料を使わないため日持ちせず、常温での保存には向いていません。できるだけ長い期間保存したい場合は、冷凍するとよいでしょう。
【手作り】マカロンの賞味期限
手作りのマカロンは、保存料が入っていないため日持ちせず、一般的に1〜3日が賞味期限の目安です。生クリームや生フルーツを使った物は特に劣化が早いので冷蔵庫で保存し、当日〜翌日までに食べ切るのが安心です。冷凍した場合は、保存方法にもよりますが1ヶ月の日持ちが期待できます。
【市販】マカロンの賞味期限
市販のマカロンは、冷蔵庫で販売されている生クリームやフルーツ入りの物なら、1〜2日ほどが一般的な賞味期限です。常温で販売されているタイプは、使用されているクリームがジャム、ガナッシュ、バタークリームなど水分が少ない物が多く、冬場は10日～2週間、夏場は1週間日持ちする傾向があります。
冷凍保存できる商品は、工場で凍結した状態で販売されているため雑菌の繁殖が抑えられており、賞味期限が1ヶ月の物が多い傾向があります。
マカロンの賞味期限切れはいつまで大丈夫？
マカロンの賞味期限は、原材料や保存方法によって大きく変わります。もし賞味期限が切れている場合でも、すぐに食べられなくなるわけではありませんが、食中毒などの健康被害を防ぐためにも食べられるかどうかを慎重に判断しましょう。
マカロンの賞味期限切れは腐っていなければ食べられる場合もある
賞味期限は、美味しく食べられる期間を定義したもので、消費期限とは異なります。消費期限は、食品を安全に食べられる年月日を示したものです。
市販のマカロンの多くは賞味期限が表記されているので、実際にいつまで食べられるかは、表面の状態や変色、異臭がないかなどを確認し、見た目や臭いから個別に判断することが大切です。保存方法がよく、傷んでいない限りは賞味期限が切れた後も食べられる場合がありますが、判断は自己責任で行いましょう。
【1・2・3日】賞味期限切れのマカロン
賞味期限が1〜3日切れている程度であれば、状態がよければ食べられるケースがほとんどです。保存方法が適切なら形もきれいなままですが、クリームの溶け具合や生地の湿りなどをしっかり確認してください。ただし、味や香りは多少落ちている可能性があります。また、開封してから3日経過した物は劣化している場合があるため、食べないほうがよいでしょう。
【1～3日賞味期限が切れたマカロンの状態】
・食べられる
・臭いは変化なし
・見た目は変化なし
・味や風味は劣化
【1週間】賞味期限切れのマカロン
賞味期限が1週間切れてるマカロンは、見た目に大きな変化がなくても内部でカビが発生している場合があり、食べるのは避けたほうが無難です。保存方法によっては食べられる場合もありますが、無添加タイプの物は、中のクリームが変質している可能性があるので特に注意しましょう。
【1週間賞味期限が切れたマカロンの状態】
・食べないほうがよい
・中身が変質している可能性がある
・生地が水分を吸って崩れやすい
【1ヶ月】賞味期限切れのマカロン
賞味期限が1ヶ月以上切れているマカロンの場合は、冷凍品を未開封で保存していた場合を除き、食べないほうが安心です。マカロンは傷みやすいクリーム類を使うので劣化が進みやすく、目に見えない細菌が繁殖し、食べると食中毒を引き起こす可能性があります。
【1ヶ月賞味期限が切れたマカロンの状態】
・食べられない
・クリームや生地にカビが見える可能性がある
・腐敗している可能性がある
・品質が大きく低下している
マカロンが期限切れで腐るとどうなる？見分け方は？
マカロンの保存方法が悪いと、臭いやカビが発生することもあります。マカロンは中に挟まれたクリーム部分から劣化が進みやすいのが特徴です。クリームが劣化すると油と水分が分離し、水分が生地に移ることで食感が悪くなるうえに雑菌が増殖します。生地には保存料が使われていないことが多く、湿気に弱いため傷みが進行します。
【腐ったときの状態】
・クリームの溶けや分離
・生地が湿って崩れる
・カビの発生
・アンモニアのような強い臭い
・酸味や苦みなど明らかな味の違和感
マカロンの日持ちする保存方法は？冷凍できる？
マカロンはとても繊細な生菓子のため、市販品はパッケージに記載された保存方法に従うことが最優先です。開封後や手作りの場合は、どのように保存すればよいのでしょうか。マカロンの保存方法を、常温、冷蔵、冷凍別に紹介します。
マカロンの常温保存は日持ちしないためNG
水分量が少ないクリームが挟まれている市販品のマカロンは、常温保存できます。一方で水分量が多いクリームが挟まれている物や保存料を使わない手作りのマカロンは、常温では雑菌が繁殖しやすく劣化が進みやすいのが特徴です。そのため、このようなマカロンを常温に置くのは避けて、冷蔵または冷凍保存しましょう。
マカロンを冷蔵保存する方法
マカロンを冷蔵保存する際は、乾燥や冷蔵庫内の他の食品の臭いが移るのを防ぐため、1個ずつラップで包みましょう。乾燥剤があれば保存容器に一緒に入れるとより長く日持ちします。食べる際は、冷蔵庫から出して10分ほど常温に戻すと風味がよくなります。
【冷蔵保存の手順】
1.1個ずつ丁寧にラップで包む
2.ジッパー付き保存袋や密封容器に入れてしっかり密閉する
3.冷蔵庫に入れる
マカロンを冷凍保存する方法
マカロンを冷凍すると日持ちを延ばせるため、たくさん残っていて食べ切れないときに便利な保存方法です。保存袋に入れる場合は劣化を防ぐため、空気をしっかり抜いてから口を閉じましょう。電子レンジでの解凍は急な温度差により結露が発生し、水っぽい食感になってしまう可能性があるのでおすすめできません。自然解凍した物は当日中に食べ切りましょう。
【マカロンの冷凍方法】
1.マカロンを1つずつラップで包む
2.ジッパー付き保存袋や密閉容器に入れ、空気を抜いて口を閉じる
3.冷凍庫に入れる
【マカロンの解凍方法】
1.冷蔵庫に移して自然解凍する
2.少し室温に置く
マカロンの賞味期限・保存方法を知っておこう
マカロンの賞味期限は、商品や材料によって幅があります。市販品は記載どおりに、手作りは冷蔵庫で1〜3日、冷凍庫で1ヶ月を目安に保存してください。マカロンが食べられるかどうかは、賞味期限だけで判断せず、腐った状態の有無を確認することが重要です。日持ちの目安を把握し、正しい保存方法でマカロンを最後まで美味しく食べましょう。