おはぎは冷凍できる?日持ちは?パサパサ・固くならない保存・解凍方法を紹介!
おはぎは冷凍保存できるのか知っていますか?今回は、おはぎのパサパサ・固くならない冷凍保存方法や日持ち・保存期間を紹介します。冷凍したおはぎの〈電子レンジ・自然解凍〉などの解凍方法・食べ方も紹介しますので参考にしてください。
目次
おはぎは冷凍できる?日持ちは?

おはぎは、春や秋のお彼岸の時期などに食べる伝統的な和菓子です。あずきのふっくらとした甘さと、お米の柔らかい食感が美味しいお菓子ですが、常温や冷蔵だとほとんど日持ちがしません。日持ちをさせるために、冷凍保存ができるのか疑問を持つ人もいるでしょう。ここでは、おはぎの保存期間と保存方法、美味しい食べ方について紹介します。
おはぎは冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする!
| 保存方法 | 日持ち・保存期間 |
| 冷凍 | 2~4週間 |
| 冷蔵 | 1~2日 |
| 常温 | 1~2日 |
おはぎはもち米部分が傷みやすく、常温だとほとんど日持ちがしません。室内の温度が高くなる夏などの季節は、数時間から半日常温に放置するだけでも傷むことがあります。冷蔵庫で保存するとおはぎが傷みにくくなりますが、食感が固くなり、味も落ちてしまいます。
冷凍することでおはぎの劣化や菌の増殖が抑えられ、風味や食感も維持しやすくなり、保存期間を1ヶ月程度まで延ばすことが可能です。
おはぎは冷蔵よりも冷凍保存がおすすめ
冷蔵だと味や食感が落ちるのは、おはぎに使われているもち米の性質によるものです。米は炊くとデンプンが糖に変わり、粘り気が出て甘くなります。しかし、温度が下がると再び元のデンプンの状態に戻り、固くなるのです。
特に冷蔵庫で保存すると、食感が落ちてしまいます。米の劣化は、冷蔵庫内の温度帯で最も進行するためです。しかし、冷凍庫で急速に温度を下げると、劣化する温度帯を避けられます。
また、手作りでも市販のおはぎでも、冷凍の温度環境のほうが菌の増殖を抑えられます。食中毒を起こす細菌の多くは、-15℃で増殖を止めるためです。特に家庭で作ったおはぎは、手の雑菌が付着しやすい状態です。食中毒のリスクを減らす点でも、冷凍保存が適しています。
おはぎの冷凍保存方法は?パサパサ・固くならないコツは?
おはぎを冷凍保存する際は、乾燥を避け、空気に触れさせないことが重要です。ラップや食品保存用袋に入れるときは、しっかりと空気を抜きましょう。金属トレイに乗せて冷凍すると、より速く保存でき劣化が抑えられます。また、きなこのおはぎは、きなこをふるい落としてから冷凍しましょう。解凍したときに、きなこが溶けてしまうのを防ぐためです。
【おはぎの冷凍方法手順】
1.ラップの上におはぎを1つずつ乗せ、密着させるようにして包む
2.おはぎが潰れないよう平らにし、食品保存袋に入れる
3.おはぎを金属製のトレイに乗せて冷凍する
冷凍おはぎの解凍方法・食べ方は?

冷凍保存したおはぎを美味しく食べるには、解凍の仕方も重要です。せっかく適切に冷凍しても、解凍方法を誤ると食感や風味が落ちてしまいます。そこで、冷凍おはぎの正しい解凍方法を紹介します。
①電子レンジ
冷凍したおはぎを早く食べたい場合は、電子レンジの解凍機能を使いましょう。解凍機能がない場合は、100~300Wで2分ほど加熱し、冷えた部分があれば追加で短時間ずつ温めましょう。
②自然解凍
おはぎをすぐに食べない場合は、自然解凍します。食べたい時間の2~3時間ほど前に、おはぎを冷凍庫から常温へ出しておきます。解凍後は劣化しやすいので、できるだけ早く食べ切りましょう。夏などの暑い季節の場合は、常温で解凍すると傷みやすくなるため、前日に冷蔵庫へ移して解凍してください。
おはぎの冷凍保存方法を知ろう
おはぎは冷凍で1ヶ月保存でき、常温や冷蔵に比べて劣化や菌の増殖を抑えられます。保存の際はラップで包み、食品保存袋で空気を抜いてから入れましょう。冷凍したおはぎは、電子レンジで加熱するか自然解凍して食べます。この記事を参考におはぎを正しく冷凍保存して、日持ちさせましょう。
