乾燥パスタの賞味期限は?切れて1年後でも食べられる?腐るとどうなるかも紹介!
乾燥パスタの賞味期限を知っていますか?今回は、乾燥パスタの賞味期限・保存期間を〈未開封・開封後〉別に、期限切れ後〈1ヶ月・半年・1年〉などいつまで大丈夫なのかを紹介します。パスタが腐るとどうなるかも紹介しますので参考にしてください。
目次
乾燥パスタの賞味期限は?開封後は短い?

乾燥パスタの賞味期限がどのくらいなのか、意外と知らないものです。そもそも賞味期限と消費期限の違いは何か、乾燥パスタの未開封、開封後では賞味期限に違いがあるのかについて紹介します。
そもそも賞味期限と消費期限の違いは?
賞味期限、消費期限どちらの表示も、適切な方法で保存されていることが前提条件の期限です。乾燥パスタなどの乾麺は長期間保存できるため、賞味期限が表示されています。賞味期限は、基本的には「年月日」での表示ですが、特に長期間保存ができる食品に関しては「年月」で表示されることもあります。
【賞味期限】
・美味しく食べられる期間
・乾麺やスナック菓子、ペットボトル飲料などの傷みにくく長期保存が可能な食品に表示されている
【消費期限】
・期限を過ぎたら食べないほうが良い期間
・お弁当や生ケーキ、生パスタなど傷みやすい食品に表示されている
乾燥パスタの賞味期限:約3年
種類 | 賞味期限・日持ち |
乾燥パスタ(未開封) | 約3年 |
乾燥パスタ(開封後) | 1~2ヶ月 |
生パスタ(未開封) | 約10日 |
生パスタ(開封後) | 2~3日 |
未開封の乾燥パスタの賞味期限は約3年と、かなり長くなっています。開封後の乾燥パスタは1~2ヶ月ほどの日持ちとされていますが、適切に保存されていれば開封後でも多少の期間であれば食べられる可能性もあるでしょう。賞味期限は、期限を少々過ぎてしまっても問題ないように設定されているためです。
生パスタは乾燥パスタより水分が多く、卵なども含まれており、未開封の場合でも保存期間は短く日持ちしません。開封後もすぐに食べきるようにしましょう。
乾燥パスタの賞味期限切れはいつまで大丈夫?食べれる?

乾燥パスタの賞味期限が切れてしまった際、食べても大丈夫なのか、傷んではいないか判断に迷うこともあります。期限が切れてしまった乾燥パスタはどのような状態になるのか、未開封、開封後別に特徴を紹介します。
乾燥パスタの賞味期限切れは腐っていなければ食べられる
元々、乾燥パスタは保存食や備蓄食であるため、賞味期限が切れても品質にはあまり影響しません。明らかに腐っていたり虫が湧いていたりした場合は廃棄する必要がありますが、未開封の状態であれば基本的には腐らないといわれています。
また、賞味期限は美味しく食べられる期間、消費期限は安全に食べられる期間として定義されているので、賞味期限を過ぎても腐っていなければ食べられます。
【~1ヶ月】賞味期限切れのパスタ
未開封の状態で1ヶ月ほど期限が切れた乾燥パスタは、適切に保存されていれば問題なく食べられます。開封後の場合でも、湿気やカビ、害虫などの影響がなければ食べてもあまり問題はなく、匂いや見た目、味、食感もほとんど変わりません。
【半年】賞味期限切れのパスタ
半年ほど期限が過ぎた乾燥パスタは、未開封であれば問題なく食べられることもあります。ただし、食べる前に必ずパスタの状態を確認しましょう。開封後でも適切に保存され、匂いや見た目に影響がなければ食べられますが、味や食感は劣化している可能性があります。
【1年】賞味期限切れのパスタ
未開封の状態であれば、きちんと保存していれば食べられることもありますが、十分注意が必要です。色が白っぽくなる、酸味の強い匂いがするなど、品質が劣化していないか必ず確認しましょう。開封後の場合も同様に状態を確認して、味や食感などが少しでもおかしいと感じたら食べないようにしてください。
【2~3年以上】賞味期限切れのパスタ
未開封の状態でも、保存状態によっては品質が劣化している可能性があります。高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所で保存してあることが重要です。適切に保存されていれば、2年前に賞味期限が切れた物や、5年、10年と期限が切れた物でも問題なく食べられたケースもあるようです。ただし、匂いや見た目、味、食感に異常がないか確認しましょう。
乾燥パスタが腐るとどうなる?食べられない場合は?

乾燥パスタは長期間日持ちしますが、保存の状態などによっては腐ってしまうこともあります。傷んだ部分のみ取り除けば食べられるように見えますが、カビは袋全体に広がっている可能性があります。明らかに腐ったりカビが生えてしまったりした場合は、廃棄するようにしましょう。
【乾燥パスタが腐ってしまった時の特徴】
・白、黒、緑色っぽいカビが生えている
・虫が発生している
・酸味の強い臭い、カビの臭いがする
・湿気を吸収し、柔らかくなっている
・ぬめりがある
開封後の乾燥パスタの正しい保存方法は?

開封後の乾燥パスタは、密閉できる容器に入れて乾燥した場所で保存します。シンク下やコンロ下の棚などは湿気が多く、保管場所にはあまり向きません。冷蔵庫で保存すると害虫を防げますが、結露で湿気が生じる場合もあるため注意しましょう。シリカゲルなどの乾燥剤を一緒に密閉容器に入れて保管すると、湿気を防げます。
【開封後のパスタの正しい保存方法】
・密閉できる容器で保存する
・高温多湿、直射日光を避けて保存する
乾燥パスタの賞味期限が切れる前に消費するレシピ3選
乾燥パスタはさまざまな味付けを楽しめますが、同じ調理方法ばかりだと飽きてしまいます。いつもと少し違ったレシピで、余りがちな乾燥パスタを消費しましょう。
①パスタグラタン

【材料】
・乾燥パスタ:100g
・薄力粉:大さじ2
・牛乳:400ml
・バター:大さじ1
・コンソメ:小さじ2
・ベーコン:30g
・コーン:30g
・ピザ用チーズ:30g
パスタグラタンの作り方を紹介します。
【作り方】
1.下準備として、コーンの水気を切ってパスタを細かく折り、ベーコンを食べやすいサイズに切る
2.フライパンにバターを入れて熱し、ベーコンを炒める
3.薄力粉を加えて炒め、粉っぽさがなくなったら牛乳とコンソメを加えてパスタを投入し、パッケージの表記時間加熱する
4.パスタが完全に茹で上がり、ソースにとろみがついたらコーンを加える
5.耐熱容器に入れてチーズをトッピングし、オーブンで焼いて完成
乾燥パスタが余った時などに活用できるリメイクレシピです。ベーコンをチキンやシーフードミックスに変えたり、ブロッコリーや玉ねぎ、ほうれん草などお好みの野菜を加えたりしても美味しく楽しめます。
②パスタ入りミネストローネ

【材料】
・乾燥パスタ:100g
・トマト缶:200g
・オリーブオイル:大さじ1
・ニンニク:1/2かけ
・ベーコン:20g
・人参:30g
・玉ねぎ:40g
・じゃがいも:30g
・コンソメ:大さじ1
・塩、こしょう:適量
・砂糖:小さじ2
・水:600ml
パスタ入りミネストローネの作り方を紹介します。
【作り方】
1.乾燥パスタは茹でておき、野菜は1cm角に切っておく
2.鍋にオリーブオイル、ベーコン、野菜を入れ、透き通るくらいまで炒める
3.2にトマト缶、水、砂糖、コンソメを加え20分ほど煮込む
4.3に茹でておいたパスタを加え、塩こしょうで味を調えて完成
パスタに合うような少し濃いめの味付けになっています。長いパスタを使うと、スープパスタのような感覚で食べられます。野菜はコーンやきのこ類にアレンジしても美味しいので、好きな具材を使って試してください。
③パスタスナック

【材料】
・乾燥パスタ:30g
・オリーブオイル:少々
・ハーブソルト:少々
トースターで簡単にできるパスタスナックの作り方を紹介します。
【作り方】
1.乾燥パスタをアルミホイルの上に乗せ、トースター750Wで5~7分焼く
2.こんがりと焼き色がついたら、ボウルなどに移し、オリーブオイル、ハーブソルトをかけて完成
油で揚げずにトースターで焼くだけなので、簡単でカロリーも抑えられます。カレーパウダーや粉チーズ、コンソメ、青のり、バターなど、お好みで味付けを変えても美味しく楽しめます。
乾燥パスタの賞味期限を知っておこう
乾燥パスタの賞味期限や保存の方法、消費するレシピなどを紹介しました。適切に保存することで、賞味期限が多少過ぎていても問題なく食べられます。常備しておくと便利な乾燥パスタを、ぜひ料理に取り入れてください。