納豆は冷凍できる!保存方法・日持ち期間は?解凍はレンジでOK?

納豆の冷凍保存方法を知っていますか?いつまで日持ちするのでしょうか?今回は、〈そのまま・小分け〉別の納豆の冷凍保存方法を、〈レンジ・自然解凍〉など解凍方法とあわせて紹介します。冷凍納豆の美味しい食べ方・レシピも紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 納豆は冷凍できる?いつまで日持ちする?
  2. 納豆は冷凍すると1ヶ月以上も日持ちする!
  3. ただし納豆を冷凍すると味・食感が変わることがある
  4. 納豆の冷凍保存方法は?そのままでもOK?
  5. 【そのまま・パックのまま】納豆の冷凍保存方法
  6. 【小分け】納豆の冷凍保存方法
  7. 冷凍した納豆の解凍方法は?レンジでOK?
  8. 冷凍した納豆は冷蔵庫で自然解凍しよう
  9. 冷凍納豆をすぐに解凍したい時は「解凍モード」で!
  10. 解凍後の再冷凍は避けよう
  11. 冷凍納豆の賞味期限が切れた時の見分け方も!
  12. 冷凍納豆のおすすめの食べ方・レシピ3選!
  13. ①納豆の味噌汁
  14. ②納豆の天ぷら
  15. ③納豆の焼肉丼

納豆は冷凍できる?いつまで日持ちする?

発酵食品の納豆は栄養価が高く手頃な価格で手に入りますが、賞味期限が比較的短い食品です。食べ切れずに賞味期限を迎える納豆は、冷凍保存して風味や味わいを保てるのでしょうか。納豆が冷凍可能なのかや、保存しておくメリットを説明します。

納豆は冷凍すると1ヶ月以上も日持ちする!

納豆は通常賞味期限が約10日程ですが、冷凍すると日持ちが1ヶ月以上延び、納豆に含まれる納豆菌が持つ栄養価や機能を失うこともありません。たんぱく質の分解酵素で血栓を溶かし分解する効果がある納豆菌のナットウキナーゼも、冷凍で死滅しないので納豆の風味や美味しさを保てます。

納豆は正しく冷凍すれば2ヶ月目以降も半年ほど保存が大丈夫ですが、品質が低下する前に早めに食べ切るようにしてください。納豆は賞味期限が分かるように、パックなどに日付を書いて冷凍しておくと良いでしょう。

【納豆を冷凍するメリット】
・納豆菌が持つ健康効果をそのままに保存できる
・必要な時に食べたい分だけ取り出せる
・安い時にまとめ買いをしてストックできる
・通常の賞味期限より長く日持ちする

ただし納豆を冷凍すると味・食感が変わることがある

納豆は冷凍で賞味期限を延ばせますが、家庭用冷凍庫は開け閉めの頻度が高いため温度が上がりやすいデメリットがあり、風味などの品質が低下しやすくなります。保存期間が長くなるほど食感や風味が劣化してまずいと感じることがあり、納豆の色味が暗くなる恐れもあるので長期の保存は避けましょう。

納豆の冷凍保存方法は?そのままでもOK?

まとめ買いした納豆や食べ切れない物は、新鮮なうちに冷凍すれば納豆菌が持つ栄養を残しながら1ヶ月以上賞味期限を延ばせます。納豆の正しい冷凍保存方法を、パックのままや小分けした物に分けて紹介します。

【そのまま・パックのまま】納豆の冷凍保存方法

納豆をそのまま、パックのまま保存する場合は密閉袋を使いますが、その際は、納豆のパックより一回り以上大きいサイズを用意すると作業しやすくなります。密閉袋に入れる時はラップをして空気をしっかりと抜くことで、納豆を乾燥から守り風味などの品質の低下を防ぎます。また、冷凍庫内での納豆の匂い移りも防ぐことが可能です。

【納豆をそのまま、パックのまま冷凍保存する手順】

1.タレやからしと一緒に納豆のパックをラップで包む

2.ラップで包んだ納豆を密閉袋に入れて、空気を抜いて閉じる

3.密閉袋に入れた納豆を冷凍庫で保存する

【小分け】納豆の冷凍保存方法

納豆はパックから取り出して小分けに冷凍できるので、冷凍庫の少ないスペースで保存が可能です。納豆はパックから取り出して、タレなどで味付けしたり薬味を入れて混ぜたりした後でも冷凍保存できます。下味をつけた納豆の保存期間は約2週間ほどと短くなるので、早めに食べ切るようにしてください。

また納豆は離乳食期にも使用できる食材なので、最初から小分けにしておけば調理の時間を短縮できます。離乳食用に冷凍保存する場合は、下味などをつけずにそのままの状態で保存しましょう。

【納豆を小分けにして冷凍保存する手順】

1.納豆をパックから取り出して空気に触れないようにラップで包む

2.ラップで包んだ納豆を密閉袋か容器に入れて冷凍保存する

冷凍した納豆の解凍方法は?レンジでOK?

納豆菌などの栄養価を保って冷凍保存した納豆は、どういった方法で解凍すれば美味しく食べられるのでしょうか。冷凍納豆を加熱して解凍して良いのかも気になります。冷凍納豆の解凍方法や、電子レンジでの加熱が良いのかも紹介します。

冷凍した納豆は冷蔵庫で自然解凍しよう

冷凍した納豆は食べる前日から半日前に冷蔵庫入れておくと、緩やかに自然解凍されるので風味や納豆菌の栄養価を失わずに食べられます。凍った納豆を無理に出そうとするとパックが割れることがあるので、冷蔵庫でしっかりと解凍してください。

解凍した納豆は通常と同様にそのまま食べるか、タレやからしなど好みの味付けをして楽しみましょう。また納豆を刻んで加熱料理の具材としても使えます。なお、長時間常温に置いての解凍は、納豆の発酵が進んで風味が劣化する恐れがあるので避けてください。

冷凍納豆をすぐに解凍したい時は「解凍モード」で!

冷凍した納豆をすぐに食べたい時は電子レンジでの加熱も可能ですが、その場合は解凍モードを使うか約20秒加熱して半解凍にします。食感は多少冷たいですが、半解凍でも通常通り食べられます。納豆に含まれる酵素や納豆菌のナットウキナーゼなどの栄養素は熱に弱いので、健康効果を失わないためにも長時間の加熱は避けましょう。

解凍後の再冷凍は避けよう

納豆は再冷凍すると水分が失われて食感や風味が悪くなるので、一度に食べ切れる量を解凍すると良いでしょう。冷凍納豆は1ヶ月以上日持ちしますが、冷蔵庫や電子レンジでの加熱などで解凍後の賞味期限は短くなります。解凍した納豆は冷蔵庫で保管し、長時間放置することなく約2~3日を目安に早めに食べ切るようにしてください。

冷凍納豆の賞味期限が切れた時の見分け方も!

冷凍した納豆は賞味期限が切れて腐敗が進むと不快な臭いが強くなったり、黒や緑など通常とは異なる色合いに変化したりします。このような状態の納豆は腐っていて食べることはできず、腹痛や下痢を引き起こす食中毒の恐れもあるのですぐに廃棄してください。

なお冷凍庫での保存期間が長くなると冷凍納豆の表面に白い斑点が出る場合もありますが、これは発酵が進む過程で発生するアミノ酸の結晶なので、そのまま食べても問題はありません。

【賞味期限が切れた冷凍納豆の特徴】
・アンモニア臭がする
・腐敗臭がする
・通常の納豆と違う味がする
・通常とは異なる色に変化している
・カビが発生している
・粘り気がなく糸を引かなくなる
・水分が多くなる

冷凍納豆のおすすめの食べ方・レシピ3選!

冷凍した納豆は解凍してそのまま食べる以外にも、美味しい食べ方はあるのでしょうか。おすすめの食べ方や、納豆を使い加熱して作るレシピなどを3つ紹介します。

①納豆の味噌汁

【材料】
・冷凍納豆:1パック
・冷凍長ねぎ:20cm
・冷凍油揚げ:半分
・だし汁:500cc
・味噌:大さじ2

2~3人分作れる冷凍納豆の味噌汁の作り方を紹介します。

【作り方】
1.冷凍納豆は凍ったまま粗刻みにする
2.長ねぎを食べやすい大きさに切る
3.油揚げはトースターで軽く焼き、細切りにする
4.お椀に具材を全て入れておく
5.小鍋でだし汁を加熱し、味噌を溶く
6.できた味噌汁を具材が入ったお椀に注ぐ

冷凍納豆と好みの具材で作れる、即席味噌汁のレシピです。忙しい時は野菜を包丁ではなく、キッチンバサミで切るとより時短になります。

②納豆の天ぷら

【材料】
・冷凍納豆:2パック
・薄力粉:50g
・水:大さじ4
・氷:1個
・油:適量


約3人分作れる冷凍納豆の天ぷらの作り方を紹介します。

【作り方】
1.冷凍納豆をパックから取り出し縦に4等分に切る
2.薄力粉、水、氷を混ぜ合わせて衣を作る
3.冷凍納豆に衣をつける
4.180℃の油で、きつね色になるまで揚げる

冷凍納豆を使うと、ベタつかずに包丁で切りやすくなります。天ぷらは納豆のタレをつけると美味しく食べられます。

③納豆の焼肉丼

【材料】
・冷凍納豆:1パック
・ご飯:適量
・レタス:1~2枚
・長ねぎ:4分の1
・にんにく:1~2かけ
・豚肉:100g
・塩胡椒:適量
・ごま油:適量
・焼肉のタレ:適量
・白ゴマ:適量


食欲をそそる冷凍納豆の焼肉丼の作り方を紹介します。

【作り方】
1.にんにくと長ねぎをみじん切りにし、レタスをちぎっておく
2.冷凍納豆に付属のタレと長ねぎを入れて軽く溶けるまで置いておく
3.豚肉を食べやすい大きさに切る
4.軽く溶けた納豆を混ぜる
5.フライパンでごま油を加熱してにんにく、豚肉、塩胡椒を炒める
6.肉に火が通ったら納豆を加えて、弱火で炒める
7.焼肉のタレを入れて軽く煮詰める
8.茶碗にご飯、レタス、炒めた具材を乗せて白ゴマをかける


冷凍納豆と豚肉を使った、食べ応え抜群の丼レシピです。さらにコチュジャンなどの調味料加えると辛味が足され、刺激的な味わいも楽しめます。

納豆の正しい冷凍保存方法を知ろう

納豆はパックのまま冷凍できますが、必ずラップや密閉袋、蓋ができる容器を用いて乾燥や匂い移りを防いで保存してください。冷凍庫のスペースを節約したり離乳食に使用したい時は、パックから出して小分けの保存も可能です。納豆は新鮮なうちに冷凍して、納豆菌のナットウキナーゼなどの栄養価をそのままに保存しましょう。

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