ハヤシライスを冷凍保存する方法は?日持ちはいつまで?解凍方法とともに紹介!
ハヤシライスの冷凍保存方法を知っていますか?今回は、ハヤシライスの残りの冷凍の仕方や、日持ち期間・賞味期限はいつまでかも紹介します。ハヤシライスを美味しく解凍する方法やアレンジレシピも紹介しますので参考にしてください。
目次
ハヤシライスは冷凍できる?冷蔵庫でも日持ちする?

玉ねぎなどの野菜や肉を煮込んで旨味が凝縮されたハヤシライスは、作り置きをして冷凍保存できるのでしょうか。ハヤシライスの残りを冷凍できるのかや、冷蔵での日持ちがどの程度かを説明します。
ハヤシライスの冷凍保存はむしろおすすめ!
作り置きで大量に作ったハヤシライスや食べ切れなかった残りは、冷凍庫で凍らせれば保存期間を延ばせます。ハヤシライスのルーを多めに作って冷凍保存し日持ちを延ばせば、調理の手間を省きたい時や忙しく時間がない場合に手軽に食べられます。
ハヤシライスは冷蔵だと3日程度しか日持ちしない
ハヤシライスの余りは冷蔵保存も可能ですが、作った日を含めて約3日と日持ちが短いので、早めに食べ切るのが良いでしょう。冷蔵保存する場合は清潔な保存容器に入れますが、その際は容器の蓋にハヤシライスのルーがつかないようにしてください。
冷蔵保存したハヤシライスのルーを食べる時は清潔な調理器具を使って取り出し、電子レンジや鍋で再加熱すれば美味しく食べられます。
ハヤシライスの冷凍での保存方法・期間は?

ハヤシライスは一度に全て食べ切れなくても、残りを冷凍庫で保存して日持ちを延ばすことが可能です。ハヤシライスを冷凍する時の方法や、保存期間を紹介します。
ハヤシライスの冷凍保存方法
作り置きのハヤシライスは金属製のバットなどに移して保冷剤や氷水に当てると、手早く冷ませます。ハヤシライスをアルミやステンレスなど熱伝導の良い鍋を使って作っている場合は、鍋底に直接保冷剤を当てても熱を取れます。
小分けにしたハヤシライスのルーを冷凍保存が可能なプラスチック容器に入れる場合は、色移りを防ぐためラップを敷いてから入れてください。ラップを使わずに色移りを防ぎたい時は、ガラス製の密閉容器にハヤシライスを移すと良いでしょう。
【ハヤシライスを冷凍保存する手順】
1.残りのハヤシライスを手早く冷ます
2.ハヤシライスを小分けにして冷凍用の保存容器か袋に入れる
冷凍したハヤシライスの保存期間は2週間〜1ヶ月
冷凍したハヤシライスを美味しく食べるには、約2週間~1ヶ月の保存が目安です。適切に冷凍保存していれば、2ヶ月~半年ほど経過していても腐ることは少ないですが、徐々に味や食感など品質は劣化していきます。冷凍したハヤシライスは何日も置いておかず、毎日の食事に出したり、弁当に持って行ったりして早めに食べ切るようにしてください。
ハヤシライスを冷凍保存する時のポイントは?食中毒の危険も?

ハヤシライスの美味しさを保ったまま冷凍するには、何に気を付ければ良いのでしょうか。残りのハヤシライスを冷凍保存する時のポイントを、3つ紹介します。
ポイント①作ってからすぐに冷やす
ハヤシライスを作ってから常温で長時間放置しておくと、ウェルシュ菌が原因の食中毒を引き起こす恐れがあります。ウェルシュ菌は、100度で1時間加熱しても死滅しません。また、12~50度の温度で繁殖しやすいのが特徴です。作ったハヤシライスは、保冷剤や氷水を使って手早く12度以下の温度になるまで冷ますことが重要です。
ポイント②冷凍に不向きな具材は入れない
冷凍保存するハヤシライスにじゃがいもやかぼちゃなどでんぷんが多い具材を入れると、傷んだり腐ったりするのが早くなり日持ちしません。人参なども冷凍すると食感が変化しますので、避けた方が良いでしょう。また水分の多い鶏肉を使ったハヤシライスを保存すると腐りやすいので、冷凍する前提なら水気の少ない牛肉を使用して作りましょう。
【冷凍に不向きな食材】
・じゃがいも
・かぼちゃ
・人参
・鶏肉
ポイント③密閉する際は平たくして保存する
ハヤシライスを冷凍用の保存袋に入れる場合、平たくして薄くすると冷凍時間を短縮でき、冷凍庫の少ないスペースで保存できます。また密閉袋を薄くすると同時に空気をしっかりと抜いておくことで酸化や乾燥による冷凍焼けを防ぎ、味や食感などの品質を保ちます。
冷凍したハヤシライスの解凍方法は?弁当に持って行く時は?

冷凍保存して日持ちを延ばしたハヤシライスは、どのように解凍すれば美味しく食べられるのでしょうか。冷凍ハヤシライスを解凍する時に使える2つの方法を紹介します。
①電子レンジ
電子レンジで解凍する時は、1食分である約250gを目安に3分ほど加熱します。それ以上加熱を続けるとラップが溶ける恐れがあるため注意が必要です。ハヤシライスに含まれる油の量が多いと、解凍後に分離することがあります。そのような時は、電子レンジから一度取り出した時に全体をしっかりと混ぜましょう。
また、冷凍用の密閉袋で保存してある場合は袋の口を開けて、250Wの電子レンジで約4分加熱して半解凍にします。半解凍した物は耐熱皿に出し全体を混ぜてからラップをしてさらに3分程加熱するか、鍋に移して中火で2分30秒ほど混ぜながら温めてください。
【ハヤシライスを電子レンジで解凍する手順】
1.冷凍用保存容器の蓋をずらす
2.500wの電子レンジで約3分加熱して半解凍にする
3.一度電子レンジから取り出して全体を混ぜる
4.さらに約3分加熱する
②自然解凍
自然解凍したハヤシライスは野菜が含む水分や肉の脂、ルーの油などが分離やすいので鍋で加熱する時によく混ぜ合わせてください。また酸素がない状態で繁殖しやすいウェルシュ菌を予防するためにも、鍋底からしっかりと混ぜるようにしましょう。
なお冷凍保存したハヤシライスを弁当として持って行く場合は凍ったまま持っていき、出先で必ず電子レンジで加熱してください。ルーをご飯の上に乗せて電子レンジで加熱すれば、水分と油が分離せずに美味しく食べられます。自然解凍した物は風味が劣化しますので、弁当に持って行くのは避けましょう。
【ハヤシライスを自然解凍する手順】
1.食べる半日前か前日に、ハヤシライスを冷蔵庫に移しておく
2.自然解凍したハヤシライスを鍋に移す
3.全体をよく混ぜながら加熱する
冷凍したハヤシライスのアレンジレシピ3選!
冷凍したハヤシライスはそのまま食べるだけでなく、違う料理にアレンジして食卓に並べられます。冷凍保存したハヤシライスで作れるアレンジレシピを3つ紹介します。
①ハヤシライスドリア

【材料】
・ハヤシライス:好みの量
・ご飯:好きな量
・ゆで卵:1個
・コーン:適量
・ほうれん草:適量
・ピザ用チーズ:適量
・パン粉:少々
ハヤシライスを簡単にアレンジできるドリアの作り方を紹介します。
【作り方】
1.ゆで卵を作る
2.ご飯を耐熱容器に盛る
3.解凍したハヤシライス、コーン、ほうれん草、ゆで卵をご飯の上に乗せる
4.最後にチーズとパン粉をかけて電子レンジのグリル機能で焼く
ご飯の上に解凍したルーと野菜などを乗せて焼くだけでできる、手軽なドリアレシピです。ルーの他に乗せる具材は、お好みで変えても良いでしょう。
②ハヤシパスタ

【材料】
・ハヤシライスのルー:好みの量
・パスタ:100g
・生クリーム:大さじ1
ハヤシライスをアレンジするパスタ1人分の作り方を紹介します。
【作り方】
1.パスタを袋に表記されている時間茹でる
2.解凍したハヤシライスに生クリームを足して加熱する
3.茹で上がったパスタにハヤシライスをかける
残りのハヤシライスはご飯だけでなく、麺類にもアレンジできます。ハヤシライスに生クリームを加えるとクリーミーな味わいになり、よりまろやかに食べられます。
③ハヤシオムライス

【材料】
・ハヤシライス:好みの量
・玉ねぎ:4分の1
・ベーコン:1パック
・ケチャップ:大さじ2
・塩胡椒:適量
・ご飯:2人分
・卵:3個
・牛乳:大さじ2
ハヤシライスをかけて食べる2人分のオムライスの作り方を紹介します。
【作り方】
1.玉ねぎはみじん切り、ベーコンは細切りにしておく
2.耐熱容器に玉ねぎとベーコンを入れて電子レンジで2分加熱する
3.加熱した耐熱容器に塩胡椒、ケチャップ、ご飯を加えてさらに2分加熱する
4.加熱したら一度取り出して、全体を混ぜてからさらに2分加熱する
5.卵に牛乳を加えて混ぜる
6.フライパンを熱して卵を好みの固さになるまで焼く
7.完成したオムライスに解凍したハヤシライスをかける
ハヤシライスだけでなく、ハッシュドビーフやビーフシチューでも美味しく食べられます。卵は牛乳を加えると、より柔らかい食感になります。
ハヤシライスを冷凍保存してみよう!
多く作ったハヤシライスは素早く冷やし、密閉容器や袋に入れて冷凍保存しましょう。べやすい量を小分けにしておけば、忙しい時でも手軽に調理して食卓に出すことが可能です。弁当として持って行くこともできるので、作り置きや残りのハヤシライスは冷凍保存して日持ちを延ばしておくと良いでしょう。