梨の保存方法!冷蔵庫・常温では?切った後は?期間や新聞紙を使った方法も紹介!

梨の保存方法を知っていますか?常温保存できるのでしょうか?今回は、〈冷蔵・冷凍〉の梨の保存方法を〈切る前・切った後〉別に、日持ち・保存期間と併せて紹介します。梨を大量消費したいときに最適な梨の日持ちするレシピも紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 梨の正しい保存方法は?常温でも良い?
  2. 梨は常温を避けて冷蔵・冷凍で保存がおすすめ
  3. 【冷蔵】梨の保存方法・日持ちは?切った後だと?
  4. 【切る前】梨の冷蔵保存方法
  5. 【切った後】梨の冷蔵保存方法
  6. 【冷凍】梨の保存方法・日持ちは?
  7. 梨の日持ちするレシピ3選を紹介!
  8. ①梨ジャム
  9. ②梨のコンポート
  10. ③自家製焼肉のたれ

梨の正しい保存方法は?常温でも良い?

梨は夏から秋にかけて旬を迎える果物ですが、正しい保存方法を知らない人もいるでしょう。梨は常温保存できるのか、どのくらい日持ちするのかについて詳しく紹介しますので、参考にしてください。

梨は常温を避けて冷蔵・冷凍で保存がおすすめ

保存方法 日持ち・保存期間
常温 NG
冷蔵(切る前) 2週間
冷蔵(切った後) 3~4日
冷凍(切る前) 1ヶ月
冷凍(切った後) 1ヶ月

梨は常温ではなく、冷蔵または冷凍で保存することで日持ちし、鮮度を保ちやすくなります。果物は常温保存が適しているものもありますが、梨は追熟しない果物なので、収穫後は5~10℃で温度変化が出ないように保存することが大切です。梨は切らずに丸ごと冷蔵保存すると水分の蒸発を防げます。カットした場合は保存期間が短くなるため、注意してください。

梨を一度にまとめて購入した場合などやむを得ず常温で保存する場合は、日が当たらない風通しの良い場所に置き、3~4日を目安に食べ切りましょう。あらかじめ食べ切れないことが予想される場合には、冷凍することで保存期間を1ヵ月程度まで延長できます。冷凍した梨は半解凍の状態で食べると、シャーベットのような食感を楽しめます。

【冷蔵】梨の保存方法・日持ちは?切った後だと?

旬になると梨をまとめて箱買いする人もいますが、冷蔵保存で梨を日持ちさせるためには、いくつかのポイントがあります。梨を丸ごと冷蔵する場合と、切った後に冷蔵する場合それぞれの方法を紹介しますので、参考にしてください。

【切る前】梨の冷蔵保存方法

梨を丸ごと冷蔵保存するときは、水分の蒸発を防ぐため、キッチンペーパーやラップに包んで保存しましょう。キッチンペーパーは新聞紙やアルミホイルでも代用でき、乾燥を防ぐことで梨のみずみずしい状態を保てます。気温の高い夏場は梨が傷みやすいので、購入後は速やかに冷蔵庫に入れるのがベストです。

冷蔵庫に入れるときは上下を確認し、ヘタが下になるよう逆さにして置くこともポイントです。梨は下側の方が甘く、ヘタを下向きに置くことで甘みが下がり、全体が甘くなるともいわれています。この方法で保存した梨は1週間から2週間、品種によっては1ヶ月程長持ちします。

【切る前の梨の冷蔵保存方法】

1.丸ごとの梨をキッチンペーパーで包む

2.キッチンペーパーの上からさらにラップで包み、ポリ袋に入れる

3.ヘタが下になるようにして、冷蔵庫の野菜室に入れる

【切った後】梨の冷蔵保存方法

梨を半分だけ食べた場合、残りの半分は塩水や砂糖水に浸けてから冷蔵庫で保存することで、切り口が黒くなるのを予防できます。塩水は水200mlに対して小さじ1/5杯程度の塩を、砂糖水は水200mlに対して大さじ1杯程度の砂糖を入れるのが目安です。

さらに、塩水や砂糖水に浸けた梨をラップで丁寧に包むことで、切り口から水分が蒸発するのも防げます。切った後の梨はできるだけ早く食べ切るのがベストな方法ですが、この方法で保存すれば余った食べかけの梨も美味しい状態で3~4日保存できます。

【切った後の梨の冷蔵保存方法】
1.梨の皮を剥いたあと、好みの切り方でカットする
2.塩水または砂糖水に5~10分程度浸ける
3.水気を切り、空気に触れないようラップをする
4.チャック付きの保存袋に入れて冷蔵する

【冷凍】梨の保存方法・日持ちは?

梨を長期保存したいときは、冷凍することで長持ちします。冷凍すれば1ヵ月程日持ちするため、梨が食べ切れないときに便利です。ただし、冷凍すると梨特有のシャキシャキとした食感はなくなり、コンポートのような柔らかい食感になります。半解凍の状態ではシャーベットのような食感が楽しめるので、解凍時間は好みで調整してください。

【梨の冷凍保存方法】
1.皮を剥いた梨をくし切りにする
2.空気に触れないようラップで包み、冷凍用保存袋に入れる
3.金属製バットに載せて冷凍する
4.食べる時は15~30分程度自然解凍する

梨の日持ちするレシピ3選を紹介!

梨を長持ちさせたい場合は、ジャムやコンポートなどの保存食にアレンジするのも選択肢のひとつです。長期保存ができる梨レシピを3つ紹介しますので、参考にしてください。

①梨ジャム

【材料】
・梨:300g
・砂糖:90g
・レモン汁:大さじ1杯


長期保存が可能な梨ジャムの作り方を紹介します。

【作り方】
1.梨半分をすりおろし、残り半分はいちょう切りにする
2.小鍋に1の梨と砂糖、レモン汁を入れ、砂糖が溶けるまで置いておく
3.砂糖が溶けたら、中火にかける
4.焦げないよう混ぜながら煮詰める
5.とろみがついたら火を止め、煮沸消毒した瓶に詰めたら完成


梨特有の食感と爽やかな甘みが楽しめる梨ジャムのレシピです。パンやパンケーキのほか、ヨーグルトやアイスクリームにもよく合います。

②梨のコンポート

【材料】
・梨:1個
・砂糖:30g
・レモン汁:小さじ1杯


電子レンジで簡単にできる梨のコンポートの作り方を紹介します。

【作り方】
1.梨を8等分のくし切りにする
2.耐熱ボウルに1の梨と砂糖、レモン汁を入れてラップをする
3.600Wの電子レンジで約3分加熱する
4.全体を混ぜて、再度600Wの電子レンジで約3分加熱する
5.冷蔵庫で冷やしたら完成


とろけるような食感が楽しめる梨のコンポートは、食後のデザートにも最適な1品です。加熱途中に一度全体を混ぜることで、均一に柔らかくなります。

③自家製焼肉のたれ

【材料】
・梨:3個
・玉ねぎ:1個
・にんにく:3〜4片
・生姜:4〜5片
・醤油:1カップ
・酒:1/2カップ
・はちみつ:大さじ2杯
・砂糖:大さじ2杯
・コチュジャン:大さじ1/2杯
・豆板醤:大さじ1/2杯
・ごま油:大さじ1杯


さまざまな料理に活用できる、梨を使った自家製焼肉のたれの作り方を紹介します。

【作り方】
1.梨、玉ねぎ、にんにく、しょうがをすべてすりおろす
2.小鍋に1.と醤油、酒、はちみつ、砂糖を入れて火にかける
3.水分が半分程度飛ぶまで煮詰める
4.残りの調味料を加えてひと煮立ちさせ、火を止める
5.粗熱が取れたら保存容器に移し、冷蔵庫で3日程寝かせたら完成


焼き肉だけでなく、野菜炒めやチャーハンなどにも使える万能な調味料です。フルーティーな梨の香りが楽しめる味わいで、梨を大量消費したいときにも適しています。

梨の保存方法を知ろう

梨は常温ではなく冷蔵や冷凍での保存が適しており、保存方法を工夫することで2週間~1ヵ月程度長持ちします。梨をまとめ買いしたときなどに、正しい方法で保存して美味しい状態を保ちましょう。

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