種無しスイカとは?作り方は?ブラックジャックなど品種やなぜなくなったかも紹介!
種無しスイカを知っていますか?どうやって種をなくしているのでしょうか?今回は、種無しスイカの仕組み・品種や、最近見かけなくなったといわれる理由を紹介します。種無しスイカを取り寄せできるおすすめ商品も紹介しますので参考にしてください。
目次
種無しスイカとは?どうやって作られるの?

種無しスイカは種を取り出す手間がかからず、子供や高齢者でも食べやすいのがメリットです。そんな種無しスイカが名前の通り種を持たないのには理由があるようです。種無しの仕組みや、具体的な作り方を説明します。
種無しスイカは種ができない三倍体のスイカ
種無しのスイカは、染色体を3セット持つ三倍体に分類されます。一方で、普通のスイカは染色体が2セットの二倍体です。三倍体のスイカは、この倍数体の違いによって種を作る過程が進まず、正常な種子ができません。スイカは染色体を何セット持っているかで、種の有無が変わります。
種無しスイカの作り方・原理
三倍体のスイカは減数分裂が正常に進まないため、普通の種を作れません。三倍体の作り方はまず、染色体を倍にした4組の四倍体の雌花に、2組の二倍体の花粉を受粉させます。すると3組の三倍体の種ができ、そこから育てたスイカは種がなしになります。
種無しスイカはまずい?味や食感は?

種無しスイカには味が落ちるという印象がある人もいますが、実際にはどのような味わいなのでしょうか。種無しスイカはまずいのかや、実際の食感などについて説明します。
現在の種無しスイカは甘く食感も良い
近年は品種改良が進み、食感が良く甘い種無しスイカが登場しています。代表例のブラックジャックは糖度が高く、噛んだ時の食感の強さが持ち味です。種ありにも負けない味わいで、美味しくなった品種が増えており、種無しの分食べやすさもあります。
昔の種無しスイカは味・食感が良くないともいわれた
初期の物は甘みが弱く、水っぽくなってしまうとされ、種ありに味が劣るといわれていたようです。そのため当時はあまり人気が出ず、広く受け入れられるには至りませんでした。今のように甘い品種が揃う前は、味の面での評価が伸び悩んでいた時期があったといえます。
種無しスイカを見かけなくなったのはなぜ?

甘い品種が増えても、店頭で種無しスイカを見かける機会は多くありません。その背景にある理由を、作り手側と買い手側の両面から説明します。
①作るのに手間とコストがかかる
種無しスイカにするには、人の手による受粉など多くの手間がかかります。三倍体は実がつきにくく、一つずつ人の手で受粉させる必要があるため、生産の効率が上がりません。この手間はコストとして価格に反映され、作られる量そのものが限られています。
②消費者の需要との兼ね合い
作り手で量が限られる一方、買い手側では種を出す手間をそれほど苦にしない人も多く、需要が大きく伸びていません。供給の少なさと需要の伸び悩みという兼ね合いから、種無しスイカの流通量は少ないままです。品種改良で味は良くなったものの、身近な売り場で目にする機会は今も多くありません。
種無しスイカの品種は?
現在では甘い種無し品種は少しずつ増え、種類の幅も広がっているようです。代表的な品種の名前や、種無しと混同されやすい種の小さいスイカを紹介します。
①ブラックジャック

ブラックジャックは黒に近い濃い緑の皮と、赤い果肉が特徴です。ナント種苗が育成した三倍体の種無しスイカで、大玉で糖度が高く、噛んだ時の食感も強く残ります。基本的に種はありませんが、ごく稀に白い未熟な種子が入っています。
②ゴールデンジャック
ゴールデンジャックは、黄色や金色系の果肉が特徴です。ナント種苗が育成した三倍体の種無しスイカで、糖度の高さが持ち味です。近年登場したばかりの品種で、一般には広く出回っていません。赤肉のブラックジャックとは果肉の色で見分けられます。
ピノガールなど種が小さい品種もある
ピノガールは種無しではなく、小さい物が含まれています。種の大きさが通常の約4分の1で、気にならずに食べられるのが特徴です。種があるものの小さいため、完全な種無しと混同されやすいですが、実際には仕組みが異なります。
【dinos厳選】種無しスイカのおすすめ商品を紹介!
山形県産のブラックジャックは「スイカの名人」と呼ばれる村山市の門脇栄悦さんが育てており、黒皮で種がありません。糖度は12度以上と甘みが強く、中に見える白く薄いシイナは未熟な種で、取り除かずに食べられます。種を出す手間がいらず、大玉でも切り分けやすい点が持ち味です。
種無しスイカについて知ろう
種無しスイカは染色体を3組持つ三倍体で、種を作る過程が進みません。日本の遺伝学者である木原均さんが、世界で初めて作り出しました。手間とコストから流通量は少ないものの、近年は品種改良が進み、ブラックジャックのように甘くて食感の良い品種も登場しています。種ありにも負けない味わいで、種無しの分食べやすさがあります。

