梨は冷凍保存できる?まずいの?日持ち期間・解凍方法や食べ方のおすすめを紹介!

梨は冷凍保存できるか知っていますか?まずいのでしょうか?今回は、梨を冷凍保存する方法・日持ち期間を〈切った後・丸ごと〉別や、〈コンポート・すりおろし〉など加工して保存する方法と共に紹介します。冷凍梨の解凍方法・変色対策や食べ方・レシピのおすすめも紹介しますので参考にしてください。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 伊達友美
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心もうるおす管理栄養士:伊達友美です。食べて輝く美女になれ!ダイエット、美容に関する書籍累計157万部。...
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心もうるおす管理栄養士:伊達友美です。食べて輝く美女になれ!ダイエット、美容に関する書籍累計157万部。35年クリニックやサロンで食事カウンセリングを行い、NPO法人 女性ウェルネス食推進機構の理事長として、戸板女子短期大学の講義や様々なイベントなどで、プラス栄養メソッド®︎を広めています。出演番組「ホンマでっかTV」「それって実際どうなの会」「主治医が見つかる診療所」他多数。

目次

  1. 梨は冷凍保存できる?まずいって本当?
  2. 梨は冷凍保存してもOK
  3. ただし梨を冷凍すると水分の影響で風味・食感が変わる
  4. 梨を冷凍保存する方法・日持ち期間は?丸ごとでもOK?
  5. 梨を丸ごと冷凍保存する方法
  6. 梨を切った後に冷凍保存する方法
  7. 冷凍した梨の解凍方法は?
  8. 冷凍した梨は自然解凍がおすすめ!
  9. 冷凍した梨を短時間で解凍したい時は流水解凍しよう
  10. 梨を加工して冷凍保存する方法もおすすめ!
  11. ①梨をすりおろして冷凍
  12. ②梨をコンポートにして冷凍
  13. 梨の冷凍保存で変色させない方法も知っておこう!
  14. 梨が変色する前に冷凍すればOK
  15. 梨の変色には腐っている場合もあるので注意
  16. 冷凍した梨のおすすめの食べ方・レシピも紹介!
  17. ①りんごと梨のスムージー
  18. ②冷凍梨のヨーグルト

梨は冷凍保存できる?まずいって本当?

梨は水分が多いため冷凍庫で保存するとまずいと聞きますが、本当なのでしょうか。梨を冷凍するメリットやデメリット、どのくらい日持ちするかを紹介します。梨が一度に食べ切れずに困っている人は、参考にしましょう。

梨は冷凍保存してもOK

冷凍方法 日持ち時間 メリット デメリット
切った後 約1ヶ月 使い勝手が良い 食感が変化する
丸ごと 約2ヶ月 長期間の保存ができる 食感が変化する
コンポート 約1ヶ月 品質の劣化が最小限に抑えられる 手間がかかる
すりおろし 約1ヶ月 すぐに料理やデザートに使える 変色しやすく風味が落ちやす

梨は水分が多いため、常温で3~4日、冷蔵庫で保存しても1週間程度しか日持ちしません。しかし、冷凍すると梨の細胞内の水分が凍結し、細胞内の微生物の活動が抑制されるため約1ヶ月は日持ちします。また、冷凍した梨は肉のつけダレやスムージー、シャーベットなど様々な料理やデザートに使えて便利なので小分けにして冷凍しましょう。

【梨を冷凍保存するメリット】
・長期間の保存ができる
・変色を防げる
・様々な料理やデザートに使える

伊達友美

管理栄養士

変色を防ぐには、レモン汁やお酢を少量振りかけるとさらに良いでしょう。

ただし梨を冷凍すると水分の影響で風味・食感が変わる

冷凍した梨を完全に解凍すると水分が流出してしまって果肉が柔らかくなり、本来の食感とは別物になってしまうのがデメリットです。また、新鮮な風味も失われ、変色してしまいます。風味や食感をできるだけ変えないようにするには、冷凍した梨はそのまま早めに食べるか、半解凍の状態でサラダやヨーグルトに入れて食べましょう。冷凍した梨でジャムを作ると調理の時間を短縮できます。

【冷凍した梨のおすすめの食べ方】
・シャーベットにする
・ヨーグルトに入れる
・ジャムにする
・サラダに加える

伊達友美

管理栄養士

梨には、食物繊維やソルビトールが含まれるので、お通じの改善にも役立ちます。

梨を冷凍保存する方法・日持ち期間は?丸ごとでもOK?

梨を丸ごと保存するのは、長期の保存を重視する場合に向いている方法です。一方で、切って保存するのは、手軽さや効率を重視する場合に向いています。解凍後の食べ方に合わせて、保存の方法を変えましょう。

梨を丸ごと冷凍保存する方法

梨を丸ごと冷凍すると、約2ヶ月は日持ちします。しかし、解凍するのに時間がかかったり、硬くて包丁で切れなくなったりします。デメリットを考慮したうえで梨を丸ごと冷凍する場合は、品質を保つためにキッチンペーパーで包み、密閉袋などに入れ、空気をしっかり抜いて密閉して保存しましょう。

【梨を丸ごと冷凍保存する方法】
1.梨をキッチンペーパーで包む
2.密閉袋などの冷凍用の保存袋に入れて冷凍する

梨を切った後に冷凍保存する方法

梨が食べ切れない時は、くし形やサイコロ形など食べやすいサイズにカットして小分け冷凍しましょう。切った後の梨を密閉袋などに入れ密閉して冷凍すれば、約1ヶ月は保存できます。ただし、梨は水分が多く冷凍すると食感が変わるので、凍ったままスムージーにするか半解凍の状態で食べてください。

【梨を切った後に冷凍保存する方法】
1.ラップの上に、切った梨を重ならないように並べて包む
2.冷凍用の保存袋に入れる
3.空気を抜きながら袋の口を閉じて、冷凍庫で保存する

冷凍した梨の解凍方法は?

冷凍した梨を解凍したい場合には自然解凍がおすすめですが、時間がない時は電子レンジを使って良いのか迷うことがあります。梨の食感や風味をできるだけ維持したまま解凍する方法を2つ紹介します。

冷凍した梨は自然解凍がおすすめ!

冷凍した梨を冷蔵庫に移して、数時間から一晩放置するのが自然解凍の方法です。時間はかかりますが、急激な温度の変化によって梨の細胞が破壊されるのを防げて、風味や食感が保てます。また、解凍した梨は早めに食べ切るようにして、食感を損なうリスクがある再冷凍は避けましょう。

冷凍した梨を短時間で解凍したい時は流水解凍しよう

短時間で冷凍した梨を解凍したい人は、密閉した袋に梨を入れて冷水に浸しましょう。梨を傷つけずに解凍できて、ある程度食感が保てます。ただし、長時間浸すと風味や食感が損なわれてしまうので、20分程度を目安に浸すことがポイントです。また、部分的に加熱されたり、食感や香りが大きく損なわれたりする恐れのある電子レンジでの解凍は避けてください。

梨を加工して冷凍保存する方法もおすすめ!

梨を加工してから冷凍保存するメリットは、風味を長く楽しめることに加えて、冷凍庫から取り出してすぐに料理やデザートに使える点です。梨のすりおろしやコンポートの冷凍の方法と、それぞれどのくらい日持ちするかを紹介します。

①梨をすりおろして冷凍

梨をすりおろして冷凍すれば、約1ヶ月保存ができます。すりおろした梨を製氷皿などに入れて小分けにして冷凍すれば、冷凍庫から取り出してすぐに料理などに使えて便利です。また、梨はポリフェノールが多く酸化しやすいフルーツです。そこで、酸化を抑える働きのあるクエン酸が多く含まれているレモン汁をすりおろした梨に加えれば、変色防止に効果があります。

【梨をすりおろして冷凍する方法】
1.梨の皮をむいて、すりおろし器ですりおろす
2.レモン汁を少し加える
3.密閉袋や製氷皿に入れて冷凍する

伊達友美

管理栄養士

酸化を抑えるためには、レモン汁の代わりに、お酢を使っても良いでしょう。

②梨をコンポートにして冷凍

冷凍した梨のコンポートは冷凍庫から取り出してすぐに食べられて、ヨーグルトやアイスクリームのトッピングにも最適です。コンポートにすることでフルーツの水分が適度に抜けて、梨の柔らかさが保たれて風味がより際立ちます。また、梨をコンポートにして冷凍することで、約1ヶ月は日持ちします。

【梨をコンポートにして冷凍する方法】
1.梨を洗って、皮をむく
2.芯を取り除いて、食べやすい大きさにカットする
3.耐熱の容器にオリーブオイル大さじ2と砂糖大さじ2~3を入れて、混ぜ合わせる
4.ラップをかけて、600Wの電子レンジで約3分加熱する
5.ラップを外して、一度混ぜ合わせる
6.もう一度ラップをかけて、さらに600Wの電子レンジで約1分加熱する
7.粗熱をとって、汁ごと密閉できる袋に入れる
8.冷凍庫で約6時間凍らせる
9.半冷凍の状態になったら、一度容器からコンポートを取り出し、1回分ずつ分けられるように梨をほぐす
10.もう一度容器に戻して、冷凍庫で完全に凍らせる

梨の冷凍保存で変色させない方法も知っておこう!

レモン汁に浸ける以外にも梨の変色を防ぐ方法はあるので、身近な物で代用しましょう。梨の変色の防ぎ方や、腐っているかどうかを判断する方法を紹介します。

梨が変色する前に冷凍すればOK

梨は変色する前に冷凍すれば良いですが、より長持ちさせたい場合は砂糖水やはちみつに浸けてから保存しましょう。時間が経っても色が綺麗なままで、甘みも加わり美味しくなります。砂糖水に浸ける方法は、ボウルに水200ccと砂糖大さじ1を入れて混ぜ、カットした梨を入れて10分程度浸すだけです。

伊達友美

管理栄養士

手早く変色を防ぐためには、塩水につける方法もありますが、よく水洗いしないと塩味が残ってしまうので、気をつけましょう。

梨の変色には腐っている場合もあるので注意

梨の見た目や臭いに異変があれば腐っている可能性があるので、食べずに処分してください。梨が腐ると、皮に黒や茶色の斑点が出たり、甘い香りが強くなりすぎて酸っぱい臭いに変わります。また、果肉の内部が茶色に変色する場合もあります。

異変に気が付かずに腐った梨を食べてしまい腹痛などの症状が現れた場合は、医療機関を受診しましょう。梨が少し柔らかくても臭いや味に異常がなければ、食べても問題ありません。

【梨が腐っている時の特徴】
・皮が大きく変色している
・皮から汁が出ている
・黒い斑点が多い
・酸っぱい臭いがする
・触るとドロっと液状になっている

冷凍した梨のおすすめの食べ方・レシピも紹介!

冷凍した梨は暑い日のおやつに最適で、そのままでも美味しく楽しめますが、ひと手間加えるだけで特別感が生まれます。余った梨を冷凍庫にストックしておいて、手軽にドリンクやデザートを作りましょう。

①りんごと梨のスムージー

【材料】
・冷凍したりんご:40g
・冷凍した梨:40g
・冷凍したキウイ:20g
・牛乳:大さじ4
・プレーンヨーグルト:40g
・果実酢:大さじ1

【作り方】
1.ハンドブレンダーの容器に冷凍したフルーツとヨーグルト、果実酢、牛乳を入れる
2.ハンドブレンダーで、よく混ぜ合わせれば完成

りんごと梨のスムージーは食物繊維やビタミンC、ポリフェノールが豊富で夏バテ予防にもなります。フルーツと果実酢の甘味だけなので、より甘くしたい人ははちみつを加えてください。

②冷凍梨のヨーグルト

【材料】
・冷凍した梨:ひとつかみ
・プレーンヨーグルト:大さじ3
・はちみつ:適量

【作り方】
1.梨をいちょう切りにして冷凍しておく
2.ボウルに、冷凍した梨とプレーンヨーグルトを入れ混ぜ合わせる
3.器に盛れば完成

ミントやレモンバームを飾れば、見映えも良くなります。冷凍した梨やはちみつを加えるだけでも美味しくなりますが、濃厚な味わいが好みの人は水切りヨーグルトを使用しましょう。

梨を冷凍保存する方法・日持ちを知ろう

水分が多い梨は食べやすい大きさにカットしたり、コンポートなどに加工したりしてから冷凍庫で保存すると約1ヶ月は日持ちします。また、解凍した梨はヨーグルトやスムージー、肉のつけダレなど様々な料理に使えて便利です。梨を日持ちさせたい人は、今回の記事を参考に冷凍保存をしましょう。

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